オクラホマシティ・サンダーが現地29日、ベテランセンターのナジー・モハメドと延長契約を結んだと発表した。契約内容は、米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』によれば、リーグ関係者が375万ドル（約3億円）相当の1年契約と明かしているという。

　サム・プレスティGMは、「ナジーをサンダーファミリーに留めておくことができて、嬉しく思っている」とコメント。「彼は球団にとってコート内外で価値のある存在。彼のプロ精神や経験、コートで見せるプレーは成長著しい若いチームメートに良い影響を与えている」と、モハメドがチームにとって欠かせない存在であることを強調した。

　プロ13年目のベテラン選手であるモハメドは、2月のトレード期限にシャーロット・ボブキャッツから移籍。サンダー加入後は、主に先発センターのケンドリック・パーキンスのバックアップを務め、レギュラーシーズン24試合出場で平均6.9得点、4.8リバウンドをマークした。

　今回のモハメドとの契約延長により、サンダーは昨季ローテーション入りしていた10選手のうち9選手を確保。控え選手のデイクワン・クックだけが来季の契約を結んでいない。クックは今週、サンダーからクオリファイングオファーを提示され制限付きフリーエージェントになることとなった。サンダーは、他球団からのオファーと同額の契約を提示することで優先的にクックと契約できる。

　なおプレスティGMは今週、サージ・イバカ、ジェームス・ハーデン、エリック・メイノア、バイロン・ムレンズ、コール・オードリッジらにチームの持つ契約オプションを行使し、2012-13シーズン終了までの契約を保証した。サンダーには、昨季プレーオフでウェスタン・カンファレンス決勝に出場したほとんどのメンバーが来季もチームに戻ってくる予定になっている。

ニュース一覧へ