バックス、新人フォワード2選手に期待
2011年ドラフト当日に3チーム間トレードを成立させ、新人フォワード2選手を獲得したバックス。チームはリーグ下位に沈んだ2010−11シーズンからの上位浮上に意欲を見せている。
ジョン・ハモンドGMはドラフト当日、2010−11シーズン得点力不足に泣いたロースターに刺激を与えるべく、ガードのショーン・リビングストン、べノ・ウドリー、スティーブン・ジャクソン、さらにテネシー大のトビアス・ハリスとウィスコンシン大のジョン・ルーアーの新人2選手を獲得。ハモンドGMは、新人2選手は即戦力になる可能性があると期待を寄せている。
ハモンドGMは現地24日に行われた新人のお披露目会見で、「こちらが偉大な選手たちだ」と、ルーキー2選手を紹介。「両選手ともの素晴らしいバスケットボール選手になる。その事について私は絶対の自信がある」と語った。
身長203センチ、体重100キロのハリスは昨季、テネシー大で1試合平均ではチーム2位の15.3得点に加え、7.3リバウンドをマーク。今後は、ルーク・バー・ア・ムーテ、カルロス・デルフィーノ、エアサン・イリヤソバとプレー時間を争うことになる。全体19位指名のハリスは、「私は一人のバスケットボール選手だ。コーチから与えられたポジションならどこでもプレーするつもりだ」と、意気込みを見せた。
身長208センチ、103キロのルーアーは、インサイドの攻撃もアウトサイドの攻撃も得意とする器用なビッグマン。大学4年間の平均ではスリーポイントシュート成功率36.8％、フィールドゴール成功率も48％をマークしている。全体40位指名のルーアーは、「ビッグマンとしては、自分はコートでの守備範囲が広いと感じている。バックスの試合はテレビでよく見ていた。ブランドン・ジェニングスのような素晴らしいポイントガードとプレーするのは楽しいと思う」と、語った。
2010−11シーズンは35勝47敗に終わり、過去5シーズンでプレイオフを逃したのは4度目となったバックスだが、期待の新人を前にスコット・スカイルズHCもご機嫌の様子。来週にでも新シーズンに向けて選手たちと準備を始めたいと語っている。（STATS-AP）
