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G.ヒルが地元ペイサーズにトレード
2011-06-26

 現地23日に行われた2011年NBAドラフト当日のトレードでサンアントニオ・スパーズから故郷に本拠地を置くインディアナ・ペイサーズへの移籍が決まったジョージ・ヒル。ペイサーズの選手になるという子供の頃からの夢がかなったヒルだが、実際は複雑な想いを抱えているようだ。

 ヒルは、高校、大学とインディアナポリスのスター選手として過ごし、先月にはインディアナ州を型どった大きなタトゥーを胴に刻んだほど地元への愛着が強い。しかし、プロ入りから3シーズンを過ごしたスパーズを去ることになり、「多くの家族と離れるような気持ちでつらい」と現在の心境を吐露。「でも、スパーズの仲間が僕のことを愛してくれているのは分かっている。(スパーズは)素晴らしい球団。彼らと僕自身にとってビジネス面で良い決断だったということさ」と気持ちを切り替えている。

 ヒルは2008年ドラフトの全体26位指名にもかかわらず、メキメキと頭角をあらわし、スパーズの先発ポイントガードのトニー・パーカーのバックアップとして3シーズンをプレー。また、チーム屈指のアウトサイドのディフェンダーとして自らその地位を築いた。

 グレッグ・ポポビッチHCも、将来の球団のスターになる選手としてヒルを寵愛していたが、サイズのあるプレーヤーの獲得が急務となっていたチームは、ヒルと引き換えにペイサーズからドラフト1巡目15位指名のカウィ・レオナルド(サンディエゴ州立大)を獲得した。ヒルは、父のように慕っていたポポビッチHCから電話を受けた時の様子を、「つらかった」と振り返っている。

 一方、ペイサーズにとっては、新人の代わりにすでに実力が証明されている25歳のヒルの獲得はおいしい話。またヒルにとっても、パーカー、ティム・ダンカン、マヌー・ジノビリーら複数の優勝回数を持つオールスター選手が核だったスパーズとは打って変わって、若手中心のペイサーズでは先発の座を射止めるチャンスもあるだろう。

 ヒルは、「チームにはすでに若い核の選手がいる。ポイントガードの(ダレン・)コリソンや、優れたシューティングガードのダニー・グランジャー、そしてビッグマンのロイ・ヒバートなどね。多くの選手がすでに自らの名を上げている。チームに馴染むのは難しいことではないと思うよ」と語り、新天地での活躍を誓った。(STATS-AP)

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