2011年ドラフト、栄えあるナンバーワンピックはK.アービング!
2011-06-24
現地23日、NBAドラフト2011が開催され、1巡目全体1位の指名権を持つクリーブランド・キャバリアーズがポイントガードのカイル・アービング(デューク大1年)を選択した。アービングは名門デューク大の歴史の中でアート・ヘイマン(1963年ニックス)、エルトン・ブランド(1999年ブルズ)に次ぐ史上3人目のナンバーワンピックとなった。
昨季は右足のつま先を負傷しわずか11試合の出場にとどまったアービングだが、3月のNCAAトーナメントで復帰を果たしている。指名を受けたアービングは、家族や友人の声援を受けながらステージへ上り、NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏と固く握手を交わした。
2003年ドラフトのレブロン・ジェームス以来となる全体1位指名権でアービングを獲得したキャブスは、全体1巡目4位指名権でフォワードのトリスタン・トンプソン(テキサス大1年)も選択した。1つのチームがドラフト指名権4位までのうち2つを有するのは1983年のヒューストン・ロケッツ以来。キャブスは、レブロンのマイアミ移籍から1年ほどで、早くも再建への足がかりをつかんだ。
全体1巡目2位指名権を持つミネソタ・ティンバーウルブズは、シュート力に優れるフォワード、デリック・ウィリアムス(アリゾナ大2年)を選択。ユタ・ジャズは全体3位で身長211センチのトルコ人センター、エネス・キャンター(ケンタッキー大1年)を指名した。
トロント・ラプターズは全体5位指名でリトアニア人ビッグマンのヨナス・バランチュナス、ワシントン・ウィザーズは6位指名でアスレティック能力に秀でたビッグマンのヤン・ベセリー(チェコ)を選択した。
全体7位指名権を持つサクラメント・キングスはコンゴ出身のビスマック・ビヨンボ、8位指名権を持つデトロイト・ピストンズはポイントガードのブランドン・ナイト(ケンタッキー大1年)、シャーロット・ボブキャッツは9位指名で今年のNCAAトーナメントでチームを優勝に導いたケンバ・ウォーカー(コネチカット大3年)、全体10指名権を保有するミルウォーキー・バックスはNCAA得点王、ネイスミス賞など輝かしい実績を持つジマー・フレデット(ブリガムヤング大4年)を選択した。
また、bjリーグの東京アパッチに所属していたジェレミー・タイラーが2巡目全体39位でボブキャッツに指名されたが、この指名権はゴールデンステイト・ウォリアーズが金銭で取得している。
2011年ドラフトの1巡目指名選手一覧は以下。
1 キャブス カイル・アービング(デューク大)
2 ウルブズ デリック・ウィリアムス(アリゾナ大)
3 ジャズ エネス・キャンター(ケンタッキー大)
4 キャブス トリスタン・トンプソン(テキサス大)
5 ラプターズ ヨナス・バランチュナス(リトアニア)
6 ウィザーズ ヤン・ベセリー(チェコ)
7 キングス →ボブキャッツ ビスマック・ビヨンボ(コンゴ)
8 ピストンズ ブランドン・ナイト(ケンタッキー大)
9 ボブキャッツ ケンバ・ウォーカー(コネチカット大)
10 バックス →キングス ジマー・フレデット(ブリガムヤング大)
11 ウォリアーズ クレイ・トンプソン(ワシントン州立大)
12 ジャズ アレック・バークス(コロラド大)
13 サンズ マーキーフ・モリス(カンザス大)
14 ロケッツ マーカス・モリス(カンザス大)
15 ペイサーズ →スパーズ カウヒ・レナード(サンディエゴ州立大)
16 シクサーズ ニコラ・ブチェビッチ(サザンカリフォルニア大)
17 ニックス イマン・シャンパー(ジョージア工科大)
18 ウィザーズ クリス・シングルトン(フロリダ州立大)
19 ボブキャッツ →バックス トビアス・ハリス(テネシー大)
20 ウルブズ →ロケッツ ドナタス・モティユナス(リトアニア)
21 ブレイザーズ ノラン・スミス(デューク大)
22 ナゲッツ ケネス・ファリード(モアヘッド州立大)
23 ロケッツ →ウルブズ ニコラ・ミロティッチ(スペイン)
24 サンダー レジー・ジャクソン(ボストン・カレッジ)
25 セルティックス →ネッツ マーション・ブルックス(プロビデンス大)
26 マブス →ブレイザーズ ジョーダン・ハミルトン(テキサス大)
27 ネッツ →セルティックス ジャジュアン・ジョンソン(パデュー大)
28 ブルズ ノリス・コール(クリーブランド州立大)
29 スパーズ コーリー・ジョンソン(テキサス大)
30 ブルズ ジミー・バトラー(マーケット大)
(STATS-AP)
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