2011年ドラフトは目玉なしも… 若手は将来への投資
2011-06-19
現地23日に開催される2011年のドラフト会議。今年のドラフトは必ずしも豊作ではないと考えられているが、若手選手を将来への投資と考えれば、リーグのエグゼクティブもそれほどやきもきはしていないはずだ。
NBAを制覇するような強豪チームは、ベテラン選手を主体にチームを編成する。例えば今季王者になったダラス・マーベリックスは、1990年代にドラフト指名された30代の選手が多くを占めている。また近年のリーグ王者であるロサンゼルス・レイカーズとボストン・セルティックスにしても、若手を減らしベテラン中心のチーム作りをしたことにより成功を収めた。
しかしドラフト選手が無意味という訳ではない。将来パウ・ガソルやタイソン・チャンドラーのような優勝への最後のワンピースをチームに招くための交換要員として必要とされるのだ。
スポーツ専門サイト『ESPN.com』のドラフト解説者、チャド・フォード氏によれば、「ロッタリーチームから第8シードや第7シードに上がるチームには、多くの若い選手が活躍している姿が見られる。だが、優勝を狙うチームになってくるとベテランが必要になる。多くの場合、ドラフト選手や若い選手は優勝するために必要なベテラン選手を獲得するためのコマとなるんだ」と持論を展開。
「ルーキーや2年目、3年目の選手がタイトルを取ったり、そのチームをNBAファイナルへと導くようなことはない。ただ、タイトル獲得への過程を思えば、彼らの存在も無意味ではない」と、分析している。(STATS-AP)
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