レイカーズL.ウォルトン、ロックアウトによるファン離れを懸念
2011-06-19
2011年NBAファイナルは、過去10年間のシリーズで最高視聴率を記録した。NBAへの人気は急激な高まりをみせているが、選手たちは、現在行われている労使交渉が決裂しロックアウトに突入した場合のファンへの影響を懸念している。
ロサンゼルス・レイカーズのルーク・ウォルトンは、シーズン中のロード戦がつねに満員だったことからもリーグの人気が最高潮に達していることが分かるとコメント。しかし、労使問題が解決せず来季のシーズン開幕が遅れた場合のファンの反応が心配だと語り、「ロックアウトに突入してファンを失うことが恐らく一番怖いことだ」とファン離れを懸念した。
NBAの試合を放送する3つのネットワークからはいずれも視聴者数に大幅な増加があったと報告されており、アリーナの観客平均動員数もリーグ歴代5位を記録。リーグではシーズンMVPに輝いたデリック・ローズ(シカゴ・ブルズ)などの新たなスターが誕生し、オクラホマシティ・サンダーやメンフィス・グリズリーズなどの若いチームも台頭。ニューヨーク・ニックスもカーメロ・アンソニーの獲得でプレイオフに返り咲くなど、リーグ全体が興味深くなっている。
ウォルトンは、「今はNBA人気が最高潮だ。ファンの目から見れば、オーナーも選手も莫大な金を稼いでおり誰もが金持ちだ。(労使交渉は)ファンにしたら、どん欲な者同士の自分勝手な戦いにしか見えないだろう」と、この勢いをロックアウトで止めてしまうことは危険だと語っている。(STATS-AP)
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