ミネソタ・ティンバーウルブズ球団社長のデイビッド・カーン氏は現地17日、取材に応じ、カート・ランビスHCの去就が2か月間も宙に浮いた状態になっている件について説明した。

　カーン氏はランビスHCに対し、チームについての広範囲にわたる詳細な報告と、来季続投となった場合はどのような変化をチームにもたらすつもりかを、レポートとして提出するよう指示していたという。カーン氏はこのレポートの期日は5月中旬と伝えていたが、ランビスHCは先週末に提出。両者は16日に4時間の打ち合わせを行ったほか、17日にも数時間のミーティングを行う予定だとういう。

　カーン氏は2009年、当時ロサンゼルス・レイカーズでアシスタント・コーチを務めていたランビスHCをウルブズの監督に抜擢。大幅なチーム再建プロジェクトに着手すべく、4年間の契約を結んだ。ところがランビスHCは、この2シーズンで32勝132敗と期待外れの成績。15連敗を喫した今季はリーグ最下位に沈んだ。

　ドラフト会議まであと1週間と迫っている中、カーン氏はランビスHCの去就について何も決断しておらず、その期限も決めていないとコメント。決断に時間をかけているのは、散々なシーズンに終わった後で感情的な判断をしないためと語っている。（STATS-AP）

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