ドラフト注目2選手がウルブズのワークアウトに参加
2011-06-17
ミネソタ・ティンバーウルブズは現地16日、来週23日のドラフト会議に向けたドラフト候補生のためのワークアウトを開催。トルコ人センターのエネス・キャンターとアリゾナ大のデリック・ウィリアムスが参加して実力をアピールした。
現在19歳で身長211センチのキャンターは、ヨーロッパでは早くから向かうところ敵なしの活躍を見せていた。しかし、ケンタッキー大ではNCAAからプレー資格なしとされ、昨季は全休となっていた。
キャンターは「8、9カ月くらいプレーをしていなかったけど、いいコンディションにあるということを見せたいと思っている」とコメント。「(昨シーズンから)技術が衰えていないということを、ミネソタに示したい」と意欲を見せた。キャンターは他にもすでに、ユタ・ジャズ、トロント・ラプターズ、クリーブランド・キャバリアーズのワークアウトに参加。今後はワシントン・ウィザーズ、そして再度キャブスのワークアウトに参加の予定で、ドラフト会議直前まで国内を飛び回るという。
ウィリアムスは、午後のセッションに参加。「スモールフォワードとパワーフォワードのどちらでもプレーできることと、シュートとボールハンドリングの技術を証明したいと思っている。いずれにしても、俺は他のパワーフォワードの選手よりもクイックネスがあるから、ミスマッチが生まれる。どんな状況でもチームに貢献できるように頑張りたい」と、アピールした。
ドラフト会議では全体1位指名権を持っているキャブスが、デューク大のポイントガード、カイリー・アービングを指名すると見られている。その場合、全体2位指名権を持つウルブズにとっては、キャンターとウィリアムスがいずれも選択肢として残る可能性がある。しかし、トニー・ロンゾーGMはどうするかはまだ決まっていないとしており、「今は完全にオープンな状態。色々な可能性をゆっくり考えたい」と語った。(STATS-AP)
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