2011年NBAファイナルで見事初優勝を飾ったダラス・マーベリックス。そのマブスの名物オーナーであるマーク・キューバン氏は、優勝記念品をチャンピオンリング以外のものにしたいと考えているが、選手、コート、フロント陣らがその斬新なアイデアに難色を示していることが分かった。

　ファイナルMVPに輝いたダーク・ノビツキーは、「そのことについては彼と話し合わないといけない。まだ決定ではないが、彼は常に何か違うこと、何が大きいことをしたがる。自分はやっぱり伝統的なリングに1票を入れる。男だしブレスレットをもらってもなぁ」と、語っている。

　キューバン氏はチャンピオンリングについて「これまでの伝統的なスタイルはもう終わった。次は何か変わったことをしたい」と語っていたが、これに対して38歳にしてようやく悲願の優勝を果たしたジェイソン・キッドは、「自分は古い人間だから」とコメント。

　選手時代、1986年にボストン・セルティックスで優勝を経験しているリック・カーライルHCも、2個目のリングを希望している。カーライルHCは「彼は何を考えているんだ」と笑いながらコメント。「NBAチャンピオンになったのだから、リングは持っておかないと」とチャンピオンリングに1票投じた。（STATS-AP）

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