創立31年目にしてNBA初優勝を遂げたダラス・マーべリックスが、現地時間13日にホームタウンのダラスに到着。ダラスに本拠を置くその他のプロスポーツチームを含め、この10年で初の優勝とあって、空港にやってきたファンたちから歓迎を受けた。

　まず、ダラスに降り立った飛行機から降りてきたのは、トロフィーを抱えたオーナーのマーク・キューバン氏。次に、エースに相応しい活躍でチームをけん引したダーク・ノビツキーが、ファイナルMVPのトロフィーを持って現れた。

　そして、トロフィーを選手達に手渡したキューバン氏がファンと交流するなど、マブスの面々は32度の暑さの中で集まったファン達と、30分以上に渡って喜びを分かち合った。また、ノビツキーが飛行場から車で帰っていく際、ファイナルMVPのトロフィーをサンルーフの上に飾るというシーンも見られた。

　IT産業で財をなし、2000年に弱小球団だったマブスのオーナーに就任して以来、エネルギーと金銭をチームに注いできたキューバン氏は、ツイッターに「側にトロフィーを置いて、ベッドに入ったよ」とメッセージを残しており、飛行機の中で眠る際も優勝トロフィーを近くに置いていたようだ。また、16日には優勝パレードが予定されているが、キューバン氏は、ダラス市にかかる費用を肩代わりするつもりと語っている。

　なお、ダラスに本拠を置くプロスポーツチームが前回に優勝を飾ったのは、1999年にNHL（北米プロアイスホッケーリーグ）で優勝したダラス・スターズ以来。地元チームが久々に優勝を飾った12日夜のダラスでは、ファンたちがダウンタウンでお祭り騒ぎを繰り広げ、泥酔者など計16名が逮捕されている。(STATS-AP)

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