ダラス・マーベリックスは現地12日に行われたNBAファイナル第6戦（7回戦制）でマイアミ・ヒートに勝利。球団創設以来31年目で初のリーグ制覇を成し遂げた。

　選手と監督の両方でNBAタイトル獲得とエリートチームの仲間入りを果たしたリック・カーライルHCは、「このチームは本物のチーム。速く走ったり、高くジャンプすることはできないが、互いに支え合う。本当に素晴らしいチームだ」とここまで戦ってきたチームを称賛した。

　そのベテラン勢の筆頭である38歳のジェイソン・キッドは、3度目のファイナル挑戦でようやくチャンピオンリングを獲得。今ではリーグ優勝を果たしたリーグ史上最高齢の先発ポイントガードとなった。

　キッドは「ここまでの旅を思うと信じられない気持ちだ」と、ファイナルで2度敗れたニュージャージ・ネッツ時代（2002年、2003年）を振り返りながらコメント。「今までの道のりや、私に優勝をプレゼントしたいと言ってくれていたチームメートたちが、今夜優勝をもたらしてくれたと思う。ファイナルは過去に2度きたが、幸いにも3度目で優勝することができたね」と喜びを語った。

　センターのタイソン・チャンドラーは「このチームには優勝経験者は一人もいなかったが、今では全員がチャンピオンだ」と、喜びを爆発させた。(STATS-AP)

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