マブスがヒートに5年前の雪辱! 球団史上初のリーグ優勝!
2011-06-13
現地12日、NBAファイナル第6戦(7回戦制)がマイアミで行われ、ウェスタン・カンファレンス王者のダラス・マーベリックスが105対95でイースタン・カンファレンス王者のマイアミ・ヒートに勝利。マブスはシリーズ4勝2敗とし、球団史上初となる悲願のリーグ制覇を達成するとともに、2006年ファイナルでヒートに敗れた雪辱を果たした。なお、ファイナルMVPにはマブスのダーク・ノビツキーが選ばれている。
マブスは前半、ノビツキーのシュートタッチが悪く、フィールドゴール(FG)成功率が12本中わずか1本の3得点。しかし、エースの不調にもかかわらず、シックスマンのジェイソン・テリーやホゼ・バレアの奮起により何とか53対51と2点リードで後半へ折り返した。
後半には、第3Q開始直後にノビツキーが両軍通じての最初のシュートに成功して4点差に。これでペースを取り戻したノビツキーは、結局後半に15本中8本のFGに成功し18得点をマーク。マブスはエースの復調でヒートを徐々に突き放す。81対72と9点リードで迎えた第4Qには、ノビツキーが残り29.5秒に勝利を決定づけるレイアップシュートに成功して103対92と11点リードを奪った。
この第6戦では、2006年からのメンバーであるテリーとノビツキーがそれぞれ27得点、21得点と貢献。チームに優勝経験者が一人もいない状況ながらも、第3Q終了時にブザービーターを決めたイアン・マヒーミ、前半に3本スリーポイントシュートを決めたデショーン・スティーブンソン、要所でスリーを沈めたブライアン・カーディナル、スタメン出場を3試合連続に伸ばしたバレア、そして常に冷静な判断のベテラン司令塔のジェイソン・キッドなど、それぞれが役割を果たしてチーム全員の力で優勝リングを勝ち取った。
なおビッグ3結成1年目での優勝を逃したヒートは、レブロン・ジェームスがチーム最多の21得点。クリス・ボッシュが19得点、ドウェイン・ウェイドが17得点、マリオ・チャルマーズが18得点と先発4選手が二桁得点を挙げたが、後半にマブスに傾いた流れを止めることができなかった。
今季ウェスタン・カンファレンスで3位となったマブスは、プレイオフのファーストラウンドでポートランド・トレイルブレイザーズを4勝2敗で撃破すると、カンファレンス・セミファイナルでは王者ロサンゼルス・レイカーズを4勝0敗とスウィープ。カンファレンス・ファイナルでも新興チームであるオクラホマシティ・サンダーを相手に4勝1敗と力の差を見せつけ、ファイナルに進出していた。
一方、イースタン・カンファレンスで2位に入ったヒートは、ファーストラウンドでフィィラデルフィア・セブンティーシクサーズを、カンファレンス・セミファイナルではボストン・セルティックスを、それぞれ4勝1敗と一蹴。さらにカンファレンス・ファイナルでも今季リーグ最高勝率のシカゴ・ブルズを4勝1敗と圧倒したが、5年ぶり2度目のリーグ制覇はならなかった。(STATS-AP)
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