A.アイバーソン、来季NBA復帰を希望
2011-06-10
10年前にコーンロウヘアをNBAに広めたスーパースターであり、フィラデルフィア・セブンティーシクサーズのエースとしてNBAファイナルにも出場した経験を持つアレン・アイバーソン。現在はNBAを離れトルコのクラブチーム、ベシクタシュでプレーしているが、来季のNBA復帰を希望しているようだ。
現在36歳のアイバーソンは、NBAでは2009-10シーズンのプレーが最後になったが、トルコではケガを理由にわずか10試合しかプレーしなかった。
年齢を重ねたベテラン選手となった今、以前のスーパースター時代の活躍を見せることは出来るのだろうかと疑問の声もあがる。それでもアイバーソンは、「俺だぜ」と笑いながら語る。「俺がアレン・アイバーソンであるということが自信なんだ。世界中のみんなは俺がコート上で何が出来るか知っているはずだ」
アイバーソンはNBAで14年間プレーした。最後の2シーズンで4チームに在籍し、足をケガしたままトルコへと渡った。現在も完治しておらず、手術をする代わりに休養することを選択したが、主治医は未だに接触プレーを含んだ練習にゴーサインを出していない。
それでもアイバーソンは「トレーニングキャンプに参加させてくれ」とNBA復帰を切望している。「これまでの発言や、俺のやり方が気に食わないと言う人もいたかもしれない。でもチャンピオンになるために自分のことを必要としてくれるチームがあれば、俺は参加したいと思っている」と語るアイバーソン。果たしてNBA復帰の道はあるのだろうか。
現在のNBAは労使交渉が難航しており、ロックアウトに入る可能性があるため、アイバーソンは再びNBA以外のリーグでチームを探すことになるかもしれない。アイバーソンは2年400万ドル(約3億2千万円)でベシクタシュと契約中だが、アイバーソンは“NBAでプレーすることを最も優先する”ことを明らかにしている。
「もし叶わなくても、俺はバスケットボールをプレーしたい。だから、何が自分と自分のキャリアにとって最良な道か吟味しなくてはいけない」と彼は語る。「もし叶わなくても、バスケットを辞めることはしたくないんだ。もう自分には無駄にできる時間は残っていないからね」。アイバーソンの今後の行方に注目が集まる。(STATS-AP)
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