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ファイナル第5戦、マブスがスリー成功率68%の大爆発で初優勝に王手!
2011-06-10

 現地9日にNBAファイナル第5戦(7回戦制)が行われ、ダラス・マーベリックスが本拠地でマイアミ・ヒートに112対103で勝利。今シリーズ最後のホームゲームを制してシリーズ3勝2敗としたマブスが、初優勝に王手をかけた。なお、第6戦は12日にヒートの本拠地で行われる。3勝3敗となった場合は、14日に再びヒートのホームで開催される最終戦で雌雄を決することになる。

 ここ3試合連続で3点差以内での決着と、接戦が続くマブスとヒートの激突。第4戦で高熱を押して出場したマブスのノビツキーが、この日は完全復調でシュートを高確率で沈め、得点を序盤から量産。タイソン・チャンドラー、ジェイソン・テリーらもしっかりと援護する。

 一方のヒートでは、この日も好調なところををみせていた得点源のドウェイン・ウェイドが、第1Q終盤にマブスのブライアン・カーディナルと激突してでん部を負傷し、一旦ロッカールームに下がるアクシンデントが発生。それでも、ウェイドとビッグ3を形成するレブロン・ジェームスとクリス・ボッシュを中心に喰い下がり、マリオ・チャルマーズが、第1Qにハーフラインから驚異的なブザービーターを決めるなど、両チームが一進一退の攻防を繰り広げる。

 前半を終えて60対57と3点リードで第3Qを迎えたマブスは、ここから長距離砲を中心にオフェンスを展開。ホゼ・バレアがスリー2本に加え、ノビツキー、ジェイソン・キッドもスリーをヒットさせ、第3Q残り3分46秒の時点で、80対71と9点のリードを奪う。

 しかし、ヒートも意地を見せて反撃。第4Q開始から残り5分16秒までにウェイドが7得点、さらにはウドニス・ハスレムも8得点を挙げて、96対95と遂に逆転に成功。さらにウェイドが追撃のスリーを沈めて99対95とするも、マブスもすぐにノビツキーがフリースロー2本を決め、ヒートに一気に傾きそうだった流れをかろうじて押しとどめる。

 そして残り3分23秒、マブスはテリーがスリーをヒットさせて100対100の同点とすると、残り2分45秒にノビツキーが豪快にダンクを叩き込み、102対100と逆転。一方のヒートでは、キーマンのレブロンがオフェンスファウルを取られれば、フリーで放ったスリーもリングに嫌われ、今シリーズで指摘されている第4Qでの勝負弱さを露呈し、得点を挙げられない。

 さらに残り1分26秒、キッドが値千金のスリーを沈めてマブスが105対100と5点差をつけると、残り56秒、ヒートのボッシュがフリースローの2本目を痛恨の失敗。そして105対101で迎えた残り33.8秒、この大事なオフェンスでテリーが勝負を決めるスリーを華麗に決めてみせる。これで、108対101と7点差をつけたマブスは残りのファウルゲームを無難に締め、歓喜の中で試合終了のブザーを聞いた。

 この日のマブスのスリー成功率は19本中13本の68.4%と、超高確率でロングレンジからのショットを沈めた。大黒柱のノビツキーは、第4Qの8点を含む計29得点というチームトップの数字を叩き出したものの、目立ったのは、むしろテリー、キッド、バレアのガード陣だった。

 バレアはスリー5本中4本を決めて17得点、テリーは同5本中3本成功で21得点、キッドも同5本中3本で13得点を挙げただけでなく、勝負どころの終盤に流れを引き寄せるスリーを沈め、この3人が中心となってチームに勝利を呼び込んだ。

 一方のヒートでは、生え抜きエースのウェイドが、負傷で一時はロッカールームに下がりながらも、チーム最多の23得点。ボッシュは19得点、10リバウンドを挙げた。また、レブロンは17得点、10リバウンド、10アシストと、トリプルダブルの活躍を見せたものの、第4Qではわずか2得点と、数字の割に存在感を見せられなかった。(STATS-AP)

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