労使交渉についてD.スターン・コミッショナーが言及、「かけ離れている」
2011-06-09
現地8日、NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏は、前日に引き続き行われたリーグ側と選手会の新労使協定締結に向けた協議の後で取材に応じ、両者の立場が“かなりかけ離れている”と自身の見解を示した。
コミッショナーは、両者ともに新たな案を提示したと述べ、交渉が進展をみせていることを示唆。しかしながら、“かなりかけ離れている”という言葉を何度も繰り返し、「両サイドとも動きは見せている。だが新協定の締結には程遠い」と述べた。
一方、選手会は、年俸総額をいかなる場合も超えてはいけないハードサラリーキャップ制の導入、契約年数や選手の補償の削減などの、オーナー側の要求に対して改めて反対の立場を表明。選手会会長を務めるロサンゼルス・レイカーズのデレック・フィッシャーは、「ハードサラリーキャップ制がバスケットボールにとって良いものだとは思えない」と断固拒否の姿勢を示した。
現行労使協定の有効期限は6月30日。両者は、ロックアウトを回避すべく、来週にもさらに2回話し合いの機会を持つことで合意に至ったという。(STATS-AP)
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