マブス、第4Q猛チャージで2勝2敗のタイに! 高熱のD.ノビツキーが奮闘!!
2011-06-08
現地7日にNBAファイナル第4戦(7回戦制)が行われ、ダラス・マーベリックスが本拠地でマイアミ・ヒートに86対83で勝利。シリーズを2勝2敗のイーブンに戻した。鼻炎により高熱を出しながらも強行出場したエースのダーク・ノビツキーは、シュートタッチに苦しんだものの、土壇場の第4Q終盤に得点を量産して、またしても存在感を見せ付けた。9日の第5戦も、引き続きマブスの本拠地で行われる。
試合は序盤から接戦の展開が続いたが、マブスは第3Q終盤から第4Q序盤にかけてヒートに立て続けに得点を許し、第4Q残り10分の時点で65対74と、この試合最大の9点差を付けられてしまう。
しかし、この試合を落とせばヒートに王手をかけられしまうマブスは、ホームの声援を受けてここから奮起。まずはジェイソン・テリーが、21対9の猛チャージの口火を切る2連続フィールドゴール(FG)に成功し、69対74と5点差に詰め寄ると、ノビツキーも2分間で6得点を挙げて点差を縮めてみせる。
そして残り5分12秒、マブスはテリーのレイアップシュートで79対78とついに勝ち越しに成功する。そして、82対80と2点リードで迎えた残り30秒では、ヒートのドウェイン・ウェイドにフリースローを与えてピンチを迎えるも、ウェイドがフリースロー1本に失敗。かろうじて、1点差のリードを保つ。
そして次のマブスのオフェンス、この日体調不良の影響もあってか絶不調だったノビツキーが、残り14.9秒に意地のドライビングレイアップシュートを決めて84対81と3点リードに突き放す。その後、残り9秒でウェイドがダンクを叩き込んでヒートが1点差に迫り、残り6.7秒ではテリーがフリースロー2本を決めて、マブスが再び3点差に突き放す。
そして、マブスの3点リードで迎えた最後のヒートの攻撃では、この日好調だったウェイドがインバウンドパスをまさかのキャッチミス。何とかリカバリーしてマイク・ミラーにボールを回したものの、慌てて狙ったミラーのスリーポイントシュートはエアボールとなり試合終了。マブスが、熱戦を制してシリーズ2勝2敗のタイに持ち込んでみせた。
ノビツキーは体調不良に苦しみ、FG成功率19本中6本で21得点にとどまったが、そのうち勝負どころの第4Qに10得点をマーク。さらに11リバウンドも記録している。また、テリーは、残り6.7秒の値千金のフリースロー2本も決めるなど計17得点で貢献。ショーン・マリオンが16得点、タイソン・チャンドラーが13得点、16リバウンドと、サポーティングキャストが体調不良のエースを援護した。
ヒートは、ウェイドが32得点、クリス・ボッシュが24得点と奮起したが、レブロン・ジェームスは9リバウンド、7アシストで貢献したものの得点はFG成功率11本中3本のわずか8得点と低迷。チームが敗戦しただけに、レブロンの決定力不足が悔やまれることとなった。(STATS-AP)
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