デトロイト・ピストンズは現地5日、成績不振を理由にジョン・キュースターHCを解雇したと発表した。

　キュースターHCは、指揮官としての2シーズン、様々な手を尽くしたが通算57勝107敗と結果を残せず。3年連続プレイオフ不出場となった1994-95シーズン以来初めて、2シーズン連続でプレイオフ進出を逃した。また選手との確執も露呈するなど、不名誉なことで注目を集めることの方が多かった。

　ジョー・デュマース球団社長は、「このような決断を下すのは難しい」とコメント。「ジョン（・キュースターHC）の過去2シーズンにわたる球団への尽力と貢献に感謝したい。しかしながら、我々は今は変革の時だと決断した」と述べた。キュースターHCのコメントは得られていない。

　ピストンズは2004年に球団史上3度目のリーグ制覇を達成。2002-03シーズンからは6年連続で最低でもカンファレンス決勝に進出し黄金時代を築いた。しかしながら、2009-10シーズンは27勝55敗、2010-11シーズンは30勝52敗と散々な成績に終わっている。

　キュースターHCはクリーブランド・キャバリアーズでアシスタントコーチを2年間務めた後、2009年にピストンズの監督に就任。ピストンズがリーグ制覇を果たした2004年は、当時の指揮官であるラリー・ブラウン氏のスタッフとして優勝を経験した。

　なお、ピストンズは、4日前に新オーナーのトム・ゴアズ氏が前オーナーのカレン・デイビッドソンさんからの球団買収契約を完了している。（STATS-AP）

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