ダラス・マーベリックスは現地5日、ホームで行われたNBAファイナル第3戦（7回戦制）でマイアミ・ヒートに86対88で敗戦。終盤に同点に追いつきながらも、自らのミスで勝機を逃しシリーズ1勝2敗とリードを許した。

　マブスは、大黒柱のダーク・ノビツキーが最後の6分間に12得点を稼ぎ、残り1分40秒に86対86の同点に追いついた。しかし、クリス・ボッシュにジャンプシュートを決められ2点ビハインドで迎えた残り30秒、そのノビツキーが“ミスコミュニケーション”によるパスミスで痛恨のターンオーバー。レブロン・ジェームスがスリーポイントシュートを外し、残り4秒に攻撃のチャンスが再び訪れたが、ノビツキーはウドニス・ハスレムの厳しいマークに遭い、シュートはリングに弾かれてしまった。

　マブスは第3戦でターンオーバーを14回喫しているが、そこからヒートに19得点も献上している。司令塔のジェイソン・キッドは、「ヒートとの試合では、ボールをもっと丁寧に扱わなくてはならない。成功するにしろ失敗するにしろ、攻撃はシュートで終えなくてはならない。ディフェンスでは簡単なレイアップシュートを与えてはいけないんだ。だが、我々は彼らにそれを許している」と、苦言を呈した。

　また、リック・カーライルHCも、ターンオーバーの多さを指摘。「簡単な点を与えてしまうターンオーバーをいくつか減らさないといけない」と次戦に向けての課題を提示した。（STATS-AP）

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