ダラス・マーベリックスは敵地で行われた現地2日のNBAファイナル第2戦（7回戦制）で15点ビハインドからの大逆転勝利を演じ、95対93でマイアミ・ヒートに勝利。シリーズ1勝1敗とし、いい形で5日からのホーム3連戦に臨むこととなった。

　左手中指を負傷しながらも、その左手で決勝シュートを決め、チームが挙げた最後の9得点を一人でたたき出したダーク・ノビツキーは「僕らは次の試合も、第2戦のようなアプローチで攻める。第2戦であれほどの大きな勝利を挙げたのに、ホームの第3戦で負けるわけにはいかない」とコメント。「自分にとっては、次の一戦は最も重要な試合になる」と第3戦の必勝を誓った。

　ノビツキーが第3戦は負けられないというのはまさにその通りで、ファイナルが現在の2-3-2のフォーマットになって以降、シリーズ1勝1敗のイーブンで迎えた第3戦の勝者が11勝0敗でチャンピオンの座に輝いている。昨年もボストン・セルティックスがアウェーでの第2戦でロサンゼルス・レイカーズを下しホームコートアドバンテージを奪ったが、ホームに戻った第3戦を落とし、第7戦までもつれた末に敗れている。

　ノビツキーは、その大事な第3戦に勝利するためには、第2戦で計18回も犯したターンオーバーをなくすことが重要になると語る。「ヒート相手にターンオーバーを喫することはできない。今まで見たこともないほどの運動能力に優れた選手を2人も擁しているんだ。ターンオーバーを犯したら最後。ドリブル1回か2回でゴールに持って行かれてしまう」と、気を引き締めている。(STATS-AP)

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