スペイン出身のR.ルビオ、ウルブズと契約合意か!?
2011-06-03
ミネソタ・ティンバーウルブズが2日、スペイン出身で20歳のポイントガード、リッキー・ルビオと契約合意したことが匿名の関係者の話で分かった。ルビオは現在、所属のバルセロナでスペインリーグのプレイオフを戦っていることもあり、正式発表は現時点で行われていない。
2009年のドラフトにおいて、ウルブズから全体5位指名を受けたルビオ。当時は、バルセロナとの契約をバイアウトするために600万ドル(約4億8000万円)が必要であり、NBAのルールでは、ウルブズはルビオの契約買取に対して50万ドル(約4000万円)しか援助できないため、当時はNBA入りを断念していた。ただ、この2年間でルビオの契約をバイアウトするための金額は、140万ドル(約1億1000万円)まで下がっている。
今季バルセロナでは、足のけがの影響で1試合平均6.5得点、シュート成功率39%にとどまったルビオだが、今季も含めた過去2シーズンでわずか32勝に終わり、今季ドラフト全体1位指名権もクリーブランド・キャバリアーズに奪われたウルブズにおいて、チームの起爆剤として大きな期待がかかる。
ともにスペイン代表として北京五輪で銀メダルを獲得したロサンゼルス・レイカーズのパウ・ガソルも、以前にルビオについて、「彼は特別な選手であり、とても優れたポイントガードだ」とコメント。さらに「献身的にプレーするし、体格にも恵まれている。試合でどのようにプレーすればいいか分かっている」と、ルビオを絶賛している。
また、今季モスト・インプルーブド・プレーヤー賞(MIP)を受賞し、リバウンド王にも輝いたウルブスの大黒柱ケビン・ラブは、ツイッター上で「ピック・アンド・ロールについて考えているよ」と呟くなど、ルビオとのコンビネーションに早くも思いを巡らせているようだった。(STATS-AP)
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