リーグ理事会がピストンズ売却を満場一致で承認
2011-06-01
NBAは現地31日、カルフォルニアの投資家であるトム・ゴアズ氏へのデトロイト・ピストンズ売却について、リーグ理事会で満場一致で承認されたと発表した。
NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏は、同日に行われたダラス・マーベリックス対マイアミ・ヒートのNBAファイナル(7回戦制)第1戦前の会見で、正式な取り引き成立は今週中に完了する見込みであると述べた。ピストンズは昨シーズンから売却探しが長期化していたが、今年4月にようやくゴアズ氏と合意に至ったと表明していた。
コミッショナーは、「トムはこの偉大な球団に新たな活力とエネルギーをもたらすであろう。彼はそのことを切望している。今日、話す機会があったが、今回のことはデトロイト・ピストンズとピストンズファンにとって素晴らしい変化だと思う」と語った。
新オーナーとなるゴアズ氏は声明を発表し、「理事会の承認とスターン・コミッショナーのサポートに感謝します。素晴らしい球団の一端を担うことをとても楽しみにしています。ピストンズをさらに良い球団にしていきたいと思います」と今後の抱負を述べた。
ゴアズ氏は、カルフォルニアのビバリーヒルズに本拠地を置く投資会社プラチナム・エクイティの会長と最高経営責任者を兼務。2010年には米経済誌『フォーブス』が選ぶ全米で最も裕福な400人に選ばれ、純資産24億ドル(約2,000億円)で153位に名を連ねた。(STATS-AP)
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