ロサンゼルス・レイカーズは現地31日、フィル・ジャクソン前HCの後任に決まったマイク・ブラウン新HCの就任記者会見を行った。

　ブラウンHCは記者会見の席で、新たなチーム作りを行う上で、スーパースターであるコービー・ブライアントの役割は今後も変わることはないと明言。「レイカーズは依然としてコービーのチームだ。彼が絶好のタイミングで確実にボールを持てるようにしていきたい」と述べた。

　コービーとの初ミーティングについては“好感触だった”と感想を述べ、「彼は私のビジョンに深い理解を示してくれている」と関係が良好であることをアピールした。

　ジャクソン前HCの後任については、コービーを筆頭に、デレック・フィッシャー、アンドリュー・バイナムらが長年チームのアシスタント・コーチを務めているブライアン・ショウACを推していた。ブラウンHCは、コービーと面会し彼の妻と電話で話した以外にも、フィシャーとその妻、パウ・ガソル、バイナム、ロン・アーテストとも話したと語り、早期の関係構築に努めていることをアピールした。

　また名将ジャクソンHCの後継者ということで、あらゆることを比較されることも覚悟しているとし、「私は彼（ジャクソン前HC）の靴のサイズを知らないし、ましてや彼の靴に合わせるためにここに来たわけでない。私はこのチームと球団が成功の道を切り開くのを助けるためにここにやって来た」と語り、自分のやり方でチームを成功に導くことを誓った。

　41歳のブラウンHCは、レブロン・ジェームス（現マイアミ・ヒート）を擁したクリーブランド・キャバリアーズを、2007年のNBAファイナルに導いた。チームでの在任期間5シーズンの通算成績は272勝138敗を誇る。最後の2シーズンはレギュラーシーズンのリーグ最多勝率をマークし、同球団史上最も成功したコーチとなった。2009-2010シーズン終了後に解雇されて以降はテレビ解説者を務めていた。（STATS-AP）

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