マイアミ・ヒートのレブロン・ジェームスは現地30日、本拠地で行われるダラス・マーベリックスとのNBAファイナル（7回戦制）初戦を翌日に控え、現在の心境を語った。

　本拠地コートに新たにセッティングされたNBAファイナルのロゴを眺め、レブロンはついにこの時が来たと感じたはずだ。自身初のNBAファイナルでサンアントニオ・スパーズにスウィープされ、第4戦で屈辱的な敗北を喫してから次のチャンスまで4年間も待ったのだ。

　レブロンは、「またこの舞台に戻ってきたことを光栄に思う」とコメント。「今回はこのチームとともにファイナルを戦うことを名誉に感じている。我々はプレーヤーとして一生懸命に努力してきた。個人的にも、ここにたどり着くために努力を重ねた。この瞬間へのビジョンはかなり持ってたけど、コートに貼られたファイナルのロゴを見て、ついの現実のものになったとビンビン感じている。とてもワクワクしているよ」と、ファイナルにかける想いを語った。

　レブロンがフリーエージェントとなった昨オフにクリーブランド・キャバリアーズからヒートに移籍したのは、まさにチャンピオンシップを勝ち取るためだ。大いに批判を浴びた“ディシジョン（決断）”から始まり、クリーブランドではレブロンのレプリカユニフォームが焼かれ、また一挙手一投足に注目が集まるという、レブロンにとってはこれまで人生で体験したことがないほど苦しい1年だったろう。しかし、今シーズンを締めくくるチャレンジは、それらのどれよりもタフな挑戦になるに違いない。(STATS-AP)

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