ヒート、シーズン最終戦勝利でホームアドバンテージ獲得
2011-05-31
マイアミ・ヒートは、現地31日に第1戦が行われるNBAファイナル(7回戦制)のホームコートアドバンテージを保有している。この特権は、レギュラーシーズン最終戦である82試合目でのエディ・ハウス、ジュワン・ハワード、ジャマール・マグロワーの伏兵3選手の活躍なしでは、手にすることができなかった。
ヒートは、シーズン最終戦のトロント・ラプターズとの試合で、ダラス・マーベリックスへの警戒も怠っていなかった。ヒートはすでにイースタン・カンファレンス第2シードを確定していたが、ラプターズ戦での勝利がリーグ第3位でシーズンを終えることを意味するという点において、単なる1勝以上の意味を持っていた。
ヒートはラプターズ戦に勝利し、58勝でシーズンを終了。マブスは57勝でシーズンを締めくくった。もし両軍の勝率が同じだったとしたら、レギュラーシーズンの直接対決でヒートをスウィープで下したマブスがNBAファイナルのホームコートアドバンテージを獲得し、第1戦がダラスで行われていたところだった。実際は、ヒートがホームコートアドバンテージを奪取。ヒートは今プレイオフで唯一ホームでの無敗を守り続けている。
その大事なラプターズ戦で活躍したのがハウス、ハワード、マグロワーだった。ハウスは前半に9本中8本のフィールドゴールを決めてキャリアハイの35得点と大健闘し、マグロワーは今季のベンチ選手で最多の19リバウンドと奮起。ハワードはここ4年で最多の18得点をマークした。ヒートは第4Qを27対10と圧倒し、97対79で快勝した。
マグロワーは、「チームは、あの試合に勝てばほとんどのチームに対してホームコートアドバンテージを得られると把握していた。俺たちにとってはとても重要な試合だった」と、すでに先を見越していたことを明かした。
なお、NBAファイナルのフォーマットが2-3-2制となった1985年以降、ホームコートアドバンテージを持っているチームがファイナル26回中で20勝と圧倒的な勝率を誇っている。2006年優勝のヒートも例にもれず、その中に入っている。レブロン・ジェームス、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3は今頃、ハウスら3選手に感謝しているかもしれない。(STATS-AP)
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