J.キッド、NBAファイナル歴代最高齢の先発ガードに
2011-05-31
ダラス・マーベリックスのベテラン指令塔ジェイソン・キッドは、通算アシスト数歴代2位、通算スティール数歴代3位、通算スリーポイントシュート試投数と成功数で歴代3位など、リーグ史に様々な記録を残している。そのキッドが、また新たな歴史を刻もうとしている。
大黒柱のダーク・ノビツキーから“化石”と呼ばれ、ショーン・マリオンからは“ほとんど50代”と揶揄されているキッドは現在38歳。マブスは現地31日に開幕するNBAファイナルでマイアミ・ヒートと激突するが、キッドは、NBAファイナルに出場した歴代最高齢の先発ガードとして名を残すことになる。
キッドは、2000年のNBAファイナルでロサンゼルス・レイカーズの先発ガードを務めたロン・ハーパーの高齢記録を2歳も更新することになる。だた、キッドにとってはリーグ優勝を果たした最高齢先発ガードという称号の方が望ましいというのは言うまでもないだろう。この記録も2000年にハーパーが樹立している。
キッドが17年間の輝かしいキャリアの中で成し遂げていないことなど数えるほどしかないが、そのうちの一つがリーグ制覇だ。ニュージャージー・ネッツ時代に2002年、2003年と2年連続でNBAファイナル進出を果たしたが、レイカーズとスパーズに優勝を阻まれた。
キッドは、「ニュージャージー時代に3、4年連続で成功を収められると思っていた。だが、今ようやく我々はここまでたどり着いた。今度こそファイナルで勝利する道を見つけられればと思うよ」と、キャリア終盤でつかんだチャンスを逃さないと誓っていた。(STATS-AP)
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