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マブスD.ノビツキー「2位は存在しない」
2011-05-30

 ダラス・マーベリックスの大黒柱ダーク・ノビツキーは、ウェスタン・カンファレンス優勝のセレモニーが始まってわずか数分で、2011年NBAファイナル進出記念のキャップを外し、足早にロッカールームに下がった。地元アリーナでは2万人のファンがウェスタン優勝の歓喜に湧いていたが、ノビツキーにとってそれは通過点でしかなかった。

 ノビツキーにとってファイナル進出はもはや重大なことではない。2006年にファイナルの舞台は経験済みであり、2007年にはシーズンMVPの栄誉にも輝いた。2008年北京五輪の開会式ではドイツ代表として旗手も務めた。

 輝かしいキャリアを持つノビツキーがこの6週間コート内外で公言してきたように、彼にとって重要なことはリーグ優勝のみ。ノビツキーは「このリーグには2位というものは存在しない。ファイナルで負けたら意味がないんだ」と、チャンピオンシップにかけるただならぬ想いを語っている。

 チームメートのベテラン司令塔ジェイソン・キッドが、「プレイオフでの彼は信じられない活躍をしている」と語るように、ノビツキーは今プレイオフで1試合平均28.4得点と好成績をマーク。これは平均得点トップのケビン・デュラント(サンダー)にあと0.2得点と迫るリーグ2位の記録となっている。また、カンファレンス決勝第1戦の48得点を含み、1試合40得点以上をプレイオフ中に2度も記録している。

 注目すべきは勝負どころの第4Qに平均9.7得点を挙げていること。『STATS LLC』の統計によれば、この数字は2006年以後のポストシーズンと、2003年以後の第2ラウンド以降の最多平均得点となっている。

 2006年NBAファイナルでマイアミ・ヒートに敗退して以降、プレイオフで勝ち上がれないと指摘されていたノビツキー。持ち前の得点力に勝負強さを兼ね備えた今、ファイナルでいずれのチームが勝ってもノビツキーの評価は一新されることになるだろう。(STATS-AP)

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