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ファイナル目前、ポジション別プレビュー
2011-05-29

 現地31日からいよいよNBAファイナルが開幕する。今年はマイアミ・ヒートとダラス・マーベリックスが激突。2006年のNBAファイナルと同じカードになる。ヒートは5年ぶり2度目の王座を目指し、マブスは球団初のリーグ制覇を狙う。ポジション別のマッチアップの検証は以下の通りだ。

 まずはセンター。昨オフにマブスに加入したタイソン・チャンドラーは、チームの長年の課題だったインサイドのディフェンスで存在感を誇示。また得点にも絡むことができ、昨年11月27日のヒート戦では14得点、17リバウンドを上げて勝利に貢献した。ヒートのジョエル・アンソニーはオフェンシブリバウンドやブロックを要所で決めチームを盛り上げるが、得点はほとんど見込めないだろう。

 パワーフォワードは、クリス・ボッシュとダーク・ノビツキーの対決。マブスの大黒柱ノビツキーは、カンファレンス決勝の2試合で40得点以上をたたき出すなど、ポストシーズンに入り1試合平均28.4得点、フィールドゴール(FG)成功率約52%と素晴らしい成績でチームを勝利に導いている。2006年のNBAファイナルではFG成功率わずか39%と波に乗れなかったが、今回はそのリベンジを果たしたい。

 ヒートのボッシュは、レブロン・ジェームスとドウェイン・ウェイドに続く第3のオプションとしての役割に苦しんだ時期もあったが、ようやく答を見つけた様子。シカゴ・ブルズとのカンファレンス決勝では1試合平均23.2得点を挙げた。

 スモールフォワードのマッチアップはレブロン・ジェームス対ショーン・マリオン。レブロンはカンファレンス決勝で勝利を決定づけるスリーポイントシュートを決めただけでなく、今季MVPのデリック・ローズを封じ込めるなど攻守にわたり素晴らしい活躍を披露した。

 マリオンは、シーズン終了の重傷を負ったカロン・バトラーに代わって1月にスターティングラインアップに加わり、ここまで見事にチームの期待に応えている。オクラホマシティ・サンダーとのカンファレンス決勝第5戦では、26得点と爆発しファイナル進出に貢献した。

 シューティングガードは、ドウェイン・ウェイド対デショーン・スティーブンソン。ウェイドは5年前のマブスとのNBAファイナルで、1試合平均34.7得点をマークし、ファイナルMVPを獲得。ヒートは最初の2戦を落とし0勝2敗としていたがその後4連勝して逆転優勝を飾れたのは、ウェイドが最後の4戦で42得点、36得点、43得点、36得点と大量得点を稼いだからに他ならない。スティーブンソンは守備に定評があり、また大事な場面でのスリーも期待できるが、オフェンス面で期待されるのはシックスマンのジェイソン・テリーだ。

 ポイントガードは、マイク・ビビィとジェイソン・キッドのベテラン対決。この対決は2002年のNBAファイナルで実現していた可能性もあった。当時ビビィが所属していたサクラメント・キングスが7戦までもつれたロサンゼルス・レイカーズとのカンファレンス決勝に勝っていれば、NBAファイナルで当時キッドが所属していたニュージャージー・ネッツと激突していたのだ。

 ビビィは今季シーズン途中にヒートに移籍して以降、チームに大きなインパクトはほとんど与えていない。スピードも落ちており、38歳のキッドからもそれほどアドバンテージは得られないと見られる。キッドはオフェンス面では全盛期のキレは失われたものの守備は素晴らしく、今プレイオフでもコービー・ブライアントやケビン・デュラントをガードする場面があった。高齢といってもまだまだ侮れない。(STATS-AP)

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