ヒートDウェイド、激動の1年を振り返る
2011-05-29
マイアミ・ヒートは現地31日にホームで初戦を迎えるNBAファイナルで、2006年のファイナルで撃破したダラス・マーベリックスと再び激突する。ヒートのビッグ3の一角、ドウェイン・ウェイドは自身2度目となる頂上決戦を目前に控え、自らの激動の1年間を振り返った。
わずか1年前のウェイドは、先の人生がどうなるか全く分からないという状態だった。元ビジネスパートナーからは1億ドル(約81億円)の訴訟を起こされ、前妻との離婚裁判は泥沼化。2人の息子の親権裁判も重くのしかかる中、フリーエージェントとして去就を決断する時も迫っていた。
ウェイドは28日のインタビューで、「本当に長い長い1年だった」と、しみじみ語った。結果的に全ての裁判はウェイドの勝利で決着がついた。ヒート残留を決めたウェイドは、レブロン・ジェームスとクリス・ボッシュという強力な仲間を得て、開幕当初は苦しみながらもイースタン2位のシーズン58勝を挙げた。そしてプレイオフでは宿敵ボストン・セルティックスと第1シードのシカゴ・ブルズをわずか10試合で下し、イースタンの王座を獲得。5年ぶりのファイナルの舞台に帰ってきた。
ウェイドは、「NBAファイナルの舞台に戻ることを考えると、色々な感情が心や体を駆け巡る。ここまでの道のりは長かった。今シーズンは様々なことを乗り越えてここに辿りついた。自分たちが望んでいたことが、ようやく実現したと思うと感慨深い」と、様々な困難を経てNBAファイナルにたどり着いた喜びをかみしめた。(STATS-AP)
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