サンダーGM、チームの来季展望を語る
2011-05-28
ダラス・マーベリックスにウェスタン・カンファレンス決勝で敗れ、NBAファイナル進出を逃したオクラホマシティ・サンダー。サム・プレスティGMは現地27日、シーズン終了後の記者会見の席でチームの今後の展望を語った。
サンダーは、スコット・ブルックスHCも含め、先発5選手と控えの中心3選手に来季の契約が残っている。プレスティGMは、「来季もチームの核を成すメンバーが戻ってくる。ローテーション入りしている10選手中8人が戻ってくるんだ」とコメント。労使交渉が決裂してロックアウトに突入したとしても、他のチームに引けを取らないくらい良いチーム状態で来季を迎えることができると自信を見せている。
プレスティGMは、開幕3勝29敗スタートを喫した2シーズン前からチーム再建に取り組み、今季はセンターのケンドリック・パーキンスやベテランのナジー・モハメドらを獲得。また、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームス・ハーデン、サージ・イバカなど才能溢れる20代前半の選手たちの成長もあり、わずか2年でタイトル争いに食い込めるチームになった。「早過ぎたという人もいるが我々はそう思ってはいない。それだけのことをしてきたんだ」と、チームの躍進に胸を張った。
今オフのサンダーに大きな動きはないにしても、プレスティGMには長期休暇を取る暇はないようだ。デイクワン・クックが制限付きフリーエージェントとなり、モハメドは制限なしフリーエージェントになる。また、今年は自身初のオールスター出場を果たし、オールNBAセカンドチームに選出されたウェストブルックとの長期延長契約の問題もある。新労使協定が施行されれば、ウェストブルックは7月1日に新たな契約を結ぶことができる。
昨オフには、契約交渉解禁となった真夜中過ぎにデュラントの家を訪ね、5年総額8500万ドル(約69億円)の延長契約をオファーしたプレスティGM。あまり多くのことは言えないとしながらも、「22歳の彼の前には選手としての明るい未来が待っている。彼が我々の球団の一員であることを大変うれしく思っている」とウェストブルックとの延長契約を示唆した。(STATS-AP)
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