マブスD.ノビツキー、因縁ヒートとの再戦も「特に意識していない」
2011-05-28
ウェスタン王者のダラス・マーベリックスは、現地31日に開幕するNBAファイナルでイースタン王者のマイアミ・ヒートと激突する。
マブスにとってヒートは、5年前の2006年に球団初のNBAファイナル進出を果たした際、先に2連勝しながらもその後4連敗を喫して敗れるという屈辱を味わった相手。その因縁のチームが、2度目のファイナルでも再び立ちはだかることとなった。
ヒートへの雪辱に燃えているかと思いきや、2006年の屈辱を経験しているダーク・ノビツキーとジェイソン・テリーは、ファイナルの対戦相手がヒートであることについて「特に意識していない」コメント。これまでと同様に、目の前に立ちはだかるチームを倒すことに集中するのみ、と至って冷静だ。
ノビツキーは、ポイントはヒートがどう戦ってくるかではなく、プレイオフ1回戦の第5戦からここまでの11試合で10勝を挙げた自分たちのプレーを、ファイナルでも続けることが重要だと強調。「アグレッシブにディフェンスし、リバウンドを取り、オフェンスではボールを回す。ここにたどり着くためにやってきたことをやるだけさ」と語った。
また、普段はパジャマ代わりに次の対戦相手のユニフォームを着て士気を高めるほど情熱家のテリーも、「うちのチームで残っている当時のメンバーは自分とダークの2人だけ。ヒートも(ドウェイン・)ウェイドと(ウドニス・)ハスレムの2人だけだ。あの頃とは全く状況が違うよ」とコメント。
そして、「それに当時は自分が先発ポイントガードだったが、今は誰がポイントガードかを見てごらんよ」と、ベテラン司令塔のジェイソン・キッドの存在を指摘し、2006年当時よりも戦力アップしたチームでの初優勝に意欲を見せている。(STATS-AP)
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