シリーズ敗退のサンダー、敗戦ショックも今後の飛躍を誓う
2011-05-26
オクラホマシティ・サンダーは現地25日、敵地で行われたウェスタン・カンファレンス決勝(7回戦制)の第5戦で善戦虚しく96対100でダラス・マーベリックスに敗戦。1勝4敗で敗退した。
若いサンダーは後半の大半でリードをしながらも、マブスの大黒柱のダーク・ノビツキーに逆転スリーを決められて以降はベテラン集団からリードを奪い返せず、15点差をひっくり返された第4戦に続く逆転負けを喫した。
エースのケビン・デュラントは試合後の会見で、「シーズンが終わってしまったなんて、何だか信じられない」と現在の心境を吐露。「でもチームはシーズンを通じてハードにプレーしてきた。だから下を向かないようにしようと思った」と胸を張ったデュラント。敗戦後にはチームメートを鼓舞したそうで、「みんなにはこう言ったんだ。ヘイ、俺たちはすごいシーズンを送ったじゃないか。この勢いを続けようよってね」と語っていた。
この試合で31得点をマークしたラッセル・ウェストブルックは、「チーム一丸となって全てのシリーズを通してハードにプレーしてきたけど、勝利には届かなかった。来年にはもっといいチームになるよ」と、今後の躍進を誓った。
粘り強いディフェンスでチームのインサイドを支えたニック・コリソンは「自分たちがチャンピオンシップに値する能力を持っていることはわかったよ」と自信を口にする一方で、「僕らはいいプレーをした。だけど、勝つプレーを学ばないといけない。それは難しいことだけどね」と来季の課題を分析していた。
サンダーはオールスター選手のウェストブルックとデュラントが弱冠22歳で、スタメン最高齢のタボ・セフォローシャでさえまだ27歳という若いチーム。今後は一層飛躍していくことが期待される。
スコット・ブルックスHCは、「うちのチームは常に成長を続けている。チームメートが互いを信頼し合っている。私は自分の高校時代のチーム以外で、これほどまでに仲の良いチームを知らないよ」とチームの健闘を称えていた。(STATS-AP)
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