ヒートがファイナル進出王手! 不調D.ウェイドがOTで爆発
2011-05-25
現地24日に行われたシカゴ・ブルズ対マイアミ・ヒートのイースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第4戦は、ヒートが延長戦の末に101対93で勝利し、3勝1敗とファイナル進出に王手をかけた。ヒートはプレイオフに入り、本拠地負けなしの8連勝としている。
ヒートは第4Q開始直後には6点のビハインドを背負っていたが、マイク・ミラーのスリーポイントシュートなどで追撃し、2分後にはミラーのジャンプシュートで逆転に成功する。この後は一進一退の攻防が続き、ヒートが1点リードして迎えた残り1分10秒、デリック・ローズがフリースロー2本中1本を決めてブルズが同点に追いついた。
ブルズはローズが残り29秒、そして残り2秒に勝ち越しを狙ったシュートを放ったが、いずれも失敗し試合はオーバータイムへ。オーバータイムでは、後半に得点を挙げられずヒートのブレーキになっていたドウェイン・ウェイドが勝負強さを見せた。
ウェイドは、第2Q残り1分50秒に8得点目となるフリースローを決めて以降無得点。しかし不調ながらも、最も必要とされる場面で2006年ファイナルMVPの存在感を見せつけた。89対88とわずか1点リードのオーバータイム残り2分8秒にジャンパーに成功したウェイドは、残り1分に6点差に突き放すレイアップを沈める。さらに、残り29秒にはローズのレイアップを豪快にブロックし、ブルズの反撃を封じて勝負を決めた。
ウェイドはフィールドゴール(FG)成功16本中5本で14得点。レブロン・ジェームスはフリースロー全13本成功を含む35得点、クリス・ボッシュは22得点を挙げた。ヒートは26日に行われる第5戦、2006年以来のファイナル進出をかけてブルズ本拠地に乗り込む。
一方、今シーズン初の3連敗を喫し、崖っぷちに追い込まれたブルズ。ローズは23得点を挙げたが、FG成功27本中8本、スリーは9本中1本しか決まらないシュートスランプ。その他、ルオル・デンが20得点、カルロス・ブーザーが20得点、11リバウンドをマークしている。(STATS-AP)
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