現地22日に行われたイースタン・カンファレンス決勝（7回戦制）の第3戦でシカゴ・ブルズを下してシリーズ2勝1敗としたマイアミ・ヒート。ヒートは、第3戦に続き本拠地で行われる24日の第4戦で、NBAファイナル進出に王手をかけるべく、シリーズ3勝目を狙う。

　今シリーズのヒートは敵地での第1戦で敗れた後に奮起し、2連勝を飾ってブルズからホームコートアドバンテージを奪取。2連勝したここ2戦では、今季リーグ最高勝率のブルズの攻撃を2試合合計160点というロースコアに抑え込んだ。ただ、2月以来となる連敗を喫したブルズも第4戦では、第1戦で黒星を喫した際の自分たちと同様に、必死で攻めてくるだろうと覚悟しているようだ。

　現地23日に取材に応じたエリック・スポールストラHCは、「我々は次戦でも優位に立てるような方法を見つけなくてはならない。今シリーズでは楽に勝てる試合なんてひとつも存在しないんだ」と、気を引締めている。

　ヒートが、第4戦の勝利のカギを握ると考えているのがディフェンスだ。そして、シーズンMVPのデリック・ローズを、ブルズの攻撃の唯一のオプションに孤立させることだという。レブロン・ジェームスとクリス・ボッシュとともにビッグ3を形成するドウェイン・ウェイドは、「まさにそれが嫌だったから、我々は一緒にプレーすることを決めたんだ。だが、ローズはチームに恵まれているから、我々とは事情が少し違うけれどね」と語った。

　またレブロンは、「俺たちも、ブルズと同様にがむしゃらに戦う」とコメント。「両軍ともにハードにプレーする。相手も絶対に勝ちたいと思っているだろうが、俺たちだってそれは同じなんだ」と、第4戦の必勝を誓った。（STATS-AP）

●対戦カード詳細はこちら＞＞

ニュース一覧へ