ブルズのJ.ノア、観客への同性愛者侮辱発言で罰金5万ドル
2011-05-24
シカゴ・ブルズのセンター、ジョアキム・ノアが現地23日、22日に敵地で行われたマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第3戦で、観客に対し同性愛者を侮辱する言葉を発したとして、リーグから5万ドル(約410万円)の罰金処分を受けた。
ノアは同試合の第1Q、2つ目のファウルをコールされてベンチに戻った際に観客に対して暴言を吐いた。リーグは23日午前にノアと面会した数時間後、同選手が“ベンチから軽蔑的かつ攻撃的な発言をした”として処分を発表した。
同性愛者侮蔑発言については、先月もロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントがノアと同じ言葉を審判に発して罰金処分を受けた。コービーには、今回の2倍の罰金10万ドル(約820万円)が科された。この違いについてリーグは、“コービーの場合は、発言内容だけでなく、発言相手(審判)のことも鑑みた制裁である”と説明している。
ノアは処分発表の約5時間前のインタビューで、「ファンが野次を飛ばしてきた。ちょうど言い返したところを、カメラにとらえられた。誰かを傷つけようなんて思ってもいなかった。私は、偏見のないオープンマインドな人間だとみんな分かってくれていると思う。ひどいことを言ってしまった。人として処分を受け入れようと思う。今は、今回のことでチームに迷惑を掛けたくないという気持ちだ」と語っている。(STATS-AP)
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