今季MVPに輝いたシカゴ・ブルズのデリック・ローズが現地22日、米スポーツ誌『ESPNマガジン』のインタビューにおいて、NBAにステロイドの問題があると言った覚えはないとし、同誌に掲載されたコメントを否定した。

　問題とされているのは、5月16日号に引用されたローズのコメント。ローズはインタビューで、NBAは“大きな”問題を抱えており、“公平な競技の場”が必要、と述べたとされていた。

　ローズは、同日のマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス決勝（7回戦制）第3戦前にチームを通して声明を発表。ステロイドの件について質問されたことすら思い出せないとし、コメントについて否定した。また、もし運動能力向上薬の使用について問われていたのなら、「明らかに質問の内容を誤解していた」と声明の中で述べている。

　ローズは「はっきり言わせてほしい。俺はNBAに運動能力向上薬の問題があるとは信じていない」と明言している。（STATS-AP）

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