ヒート、今後のさらなるフィジカル戦を覚悟
2011-05-22
イースタン・カンファレンス第1シードのシカゴ・ブルズ対第2シードのマイアミ・ヒートのイースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)の第3戦は、現地22日に舞台をマイアミに移して行われる。
シリーズ成績は1勝1敗のイーブン。18日の第2戦では、ヒートのドウェイン・ウェイドがシュートをためらうほどの深い切り傷を右腕に負い、またブルズもオメール・アシクがあごを縫うけがをするなど、フィジカルな展開となった。2勝目をかけた第3戦は、さらに激しいぶつかり合いが予想される。
第2戦後はほとんどの選手がアイシングをしていたヒートだが、エリック・スポールストラHCは、「回復のために数日間の休みを得られたのはラッキーだった。うちの選手はフィジカル戦を避けたりはしない。ヒートもブルズもシーズンを通じて激しい試合をしてチームを作り上げてきた。だからフィジカルな展開になるのは当然なんだ」と、これからも同じような展開が続くことを予想している。
イースタン・カンファレンス決勝では、ヒートがリーグチャンピオンとなった2006年以降、第3戦に勝利したチームがシリーズを制し、NBAファイナルに駒を進めている。これはあくまでデータでしかないが、第3戦が重要なシリーズのカギを握るという事実は無視できない。
ウェイドは、「今シリーズはとんでもなくフィジカル。西のシリーズと比べてみなよ。西と東のシリーズでは昼と夜ほどにスタイルの違いがある。試合後には次戦の激しい対戦に備えて、両チームがアイシングしているのは確かだ」とコメントし、これからの戦いはさらに激しい展開になる可能性があると肝を据えている。(STATS-AP)
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