マブスが猛追しのぎ勝利、シリーズ2勝1敗
2011-05-22
現地21日に行われたオクラホマシティ・サンダー対ダラス・マーベリックスのウェスタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第3戦は、序盤に大量リードを奪ったマブスが、終盤のサンダーの猛追をしのいで93対87で勝利。敵地でシリーズ成績を2勝1敗とした。
試合は、最初のフィールドゴール(FG)19本中15本に失敗し、ターンオーバーも8回と精彩を欠くサンダーに対し、マブスは早々に試合の主導権を握り、第1Qを27対12と15点リードで終了。第2Q開始からは8対0のランを披露し、その第2Q残り10分には早くも35対12と23点差の大量リードを奪った。
52対36と16点リードで折り返した第3Qもマブスのペースで進み、このままワンサイドゲームで終わるかと思われた。しかしマブス14点リードで迎えた第4Q、第2戦の最終Qには出番のなかったサンダーのオールスター・ポイントガードのラッセル・ウェストブルックが奮起。得点差は見る見るうちに一桁となり、残り35秒にはこの試合サンダー初のスリーポイントシュートをウェストブルックに決められ、88対83とついに5点差に。しかし、マブスはそこからフリースローを6本中5本沈めてリードをキープ。最後は残り10秒にジェイソン・テリーがスティールを決めて逃げ切った。
マブスは大黒柱のダーク・ノビツキーが、FGを21本中7本成功で18得点と調子はいまいち。しかし、終盤の正念場ではボールはノビツキーに集まり、試合時間残り43秒には8点差に突き放す重要なシュートを決めるなど勝負強さを見せた。ショーン・マリオンもノビツキーと同じく18得点、ジェイソン・キッドとテリーがそれぞれ13得点、タイソン・チャンドラーは15リバウンドとゴール下の活躍で勝利に貢献した。
一方のサンダーも、エースのケビン・デュラントがシュートに苦しみ、FG成功率が22本中7本だったが24得点、12リバウンドをマークした。第4Qに14得点を奪取したウェストブルックは計30得点を挙げたが、最後は力尽きてサンダーはホームで痛い敗戦を喫した。第2戦では合計50得点を挙げて勝利に貢献したベンチ陣は、この日は16得点に留まっている。
なお、23日に行われる第4戦も、引き続きサンダーの本拠地で行われる。(STATS-AP)
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