今季レギュラーシーズンを37勝45敗のイースタン・カンファレンス8位で終え、プレイオフ1回戦で同第1シードのシカゴ・ブルズに1勝4敗で敗れたインディアナ・ペイサーズ。ラリー・バード球団社長は現地17日、次期HC候補として、フランク・ボーゲル現暫定HC、マイク・ブラウン氏、リック・アデルマン氏の3名の名前を挙げた。

　まずバード球団社長が最有力候補として名前を出したのは、37歳のボーゲル現暫定HC。球団がジム・オブライエン前HCを解雇したシーズン途中からコーチ職を任され、その後20勝18敗を挙げてチームを立て直し、2006年以来5年ぶりのプレイオフ進出に貢献した。ただし、バード球団社長は、「最も適任な人材を見つけるために、できる限りのことをしたいと考えている」と、HC探しには慎重な姿勢を見せる。

　そして、次に言及したのは、かつてペイサーズでACを務めた経験もあり、クリーブランド・キャバリアーズのHCとして2007年にNBAファイナル進出、2009年にはコーチ・オブ・ザ・イヤーにも輝いているブラウン氏だ。ただ、バード球団社長は、「マイクはここでもクリーブランドでも素晴らしい実績を残した。だが我々には候補に考えている人がまだいる」と、さらに候補者がいることを明かす。

　そして3人目に名前を挙げたのは、以前ペイサーズが次期HCを探していた際にも候補に挙がり、面接を受けた経験があるアデルマン氏。同氏は、HCを務めていたヒューストン・ロケッツで、先月チームを去るまでの4シーズンの間に通算193勝135敗という好成績を残している。またHCとしての通算成績945勝616敗は、勝利数でリーグ歴代8位の記録。バード球団社長は同氏について、「彼がこれからどうするのか確認するため、電話するつもりだよ。ロサンゼルス・レイカーズが彼に興味を持っていると聞いているけどね」と語っている。(STATS-AP)

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