ブルズ本拠地での敗戦に、T.ティボドーHC「勢いがなかった」
2011-05-19
シカゴ・ブルズは現地18日、本拠地で行われたマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第2戦で、勝負どころの第4Qにわずか10得点しか奪えず75対85で敗戦。シリーズ1勝1敗のイーブンに戻され、ホームコートアドバンテージの主導権を握られてしまった。
ブルズは第3Q終盤の11点ビハインドを挽回し、第4Q残り7分16秒のタージ・ギブソンのダンクシュートで同点に追いついた。しかし、勝ち越すチャンスが何度かあったにもかかわらず、試合終了までにフィールドゴール(FG)1本しか決められず勝利を逃した。
トム・ティボドーHCは「ヒートの選手たちの奮起は素晴らしかった。ボールにプレッシャーをかけ、シュートを止めようと挑み、リバウンドも素晴らしかった」とヒートのディフェンスを称賛。一方で自身のチームについては、「オフェンスに勢いがなかったし、ディフェンスにも元気がなかった。だから悪い結果になった」と苦言を呈した。
第2戦のブルズはFG成功率34.1%とシュートに苦しみ、勝負どころの第4Qにいたっては16本中わずか4本しかFGが決まらず。また、ヒートの好守もあり、ペイントエリア内のシュート成功率は42本中わずか17本と散々な結果に終わった。
シーズンMVPのデリック・ローズも21得点をマークしたものの、FG成功率23本中7本と振るわず、第4QはFG4本全てを外した。ローズは「ヒートが上手く進路をふさいできたんだ。今日はレイアップシュートを外し過ぎた。みんな普段なら簡単に決めるシュートを外していた」と試合を振り返った。
FG成功率7本中わずか1本に沈んだスリーポイントシュートの名手、カイル・コーバーは、「リズムに乗れなかった」とコメント。それでもFG成功率15本中5本と当たらなかったルオル・デンは「ヒートは初戦の敗戦から盛り返し1勝を挙げた。今度、敵地で勝利出来るかは俺たち次第だ」と敵地での第3戦に向けて意欲を見せた。(STATS-AP)
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