NBA副コミッショナーのアダム・シルバー氏は現地17日、リーグと選手会が、6月上旬に新労使協定締結に向けた2日間の会合を行うことに合意したと発表した。会合はダラスかオクラホマシティのいずれか、ウェスタンチャンピオンになったチームの本拠地において行われる予定。

　シルバー氏はドラフトロッタリー前の会見で、ロックアウトに陥っているNFLを引き合いに出し、「時間は迫っている。NFLで起きている事態についても、ロックアウトがビジネスに混乱を招くことについても、労使はお互いによく分かっている。オーナー側、選手会側も、何としてでもロックアウトは避けたいと思っている。今から6月末までの間に交渉を前進させる決意だ」と語った。

　リーグがロックアウトに突入したのは1998年が最後。現行の労使協定は6月末で期限が切れるが、デビッド・スターン・コミッショナーは、13年前の時よりも交渉は進んでいると見ており、オーナー側と選手会側はロックアウトが大損失につながるとよく理解していると語っている。(STATS-AP)

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