現地4日、2011年のバスケットボール殿堂入りが発表され、デトロイト・ピストンズとシカゴ・ブルズで計5回のリーグ制覇に貢献したデニス・ロッドマン氏、1992年バルセロナ五輪のドリームチームの一員として金メダル獲得に貢献したクリス・マリン氏、ソウル五輪で旧ソ連代表として金メダルを獲得し、ポートランド・トレイルブレイザーズでも活躍したアルビダス・サボニス氏らが選ばれた。

　殿堂入りメンバーに選ばれたことについて、ロッドマン氏は、「夢みたいだ」とコメント。名リバウンダーとして活躍し、5度のリーグ優勝に加え、2度の年間最優秀守備選手賞に輝くなど、華々しい実績を持ちながらも、花嫁衣装を身に纏って姿を見せたり、カメラマンの股間に蹴りを入れるなどといった、奇抜な言動の方を取り沙汰されることが多かったため、本人も殿堂入りは予想していなかったと言う。

　ロッドマン氏は、「こんな自分だから、殿堂入りなんかまず無理だろうと思っていたんだ」と、予想外の朗報を喜び、「自分は良いスコアラーでもなかったし、素晴らしいアスリートというわけでもなかった。ただ、まるで機械の一部であるかのようにプレーはできたんだ」と、喜びを語っている。

　他には、フィル・ジャクソン氏（現ロサンゼルス・レイカーズHC）のアシスタントを務め、シカゴ・ブルズとレイカーズを計9回のリーグ優勝に導いたトライアングル・オフェンスの考案者であるテックス・ウィンター氏、フィラデルフィア大HCのハーブ・マギー氏、ABAとNBAで活躍した元選手のアーティス・ギルモア氏、スタンフォード大女子HCのタラ・バンダビアーさん、米女子バスケットボール代表として五輪金メダル獲得に貢献したテレサ・エドワーズさん、ハーレム・グローブトロッターズのリース・テイタム氏、“サッチ”の愛称で親しまれた元ボストン・セルティックスのトム・サンダース氏が殿堂入りに選ばれた。

　なお、殿堂入りの授与式典は8月にマサチューセッツ州スプリングフィールドで行われる。(STATS-AP)

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