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みどころ・試合内容 / 2014年9月8日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

SHOWTIME VS THE SPECIAL ONE
無敗対決は9対4で王者有利の予想

25戦24勝(15KO)1分の26歳の王者と、32戦全勝(22KO)を誇る28歳の挑戦者。無敗同士の注目の米英対決だ。

ポーターは昨年12月、不利の予想を覆してデボン・アレキサンダー(アメリカ)を攻略、12回判定勝ちでIBF世界ウェルター級王座を獲得した。今年4月の初防衛戦では元2階級制覇王者ポール・マリナッジ(アメリカ)を圧倒し、4回TKO勝ちを収めている。特にマリナッジ戦ではスピードとテクニックに定評のある元王者をまったく相手にせず、一気に評価を高めている。その後はフロイド・メイウェザー(アメリカ)の対戦相手候補に名前が挙がったほどだ。ポーター自身は大いに乗り気だったようだが、周囲が時期尚早としてチャンスを見送ったと伝えられる。身長は168センチとこのクラスにしては小柄だが、動きは俊敏で積極的な戦いを身上としている。圧力をかけてインサイドに潜り込み、やや振りは大きいものの回転の速い連打で攻め落とすタイプといえる。

挑戦者のブルックは昨年来、IBFの指名挑戦者として1位にランクされているが、12月にはポーターに挑戦のチャンスを譲り、今年4月にもマリナッジに機会を譲ってきた。今回もポーター側がメイウェザーとの対戦やWBA暫定世界王者キース・サーマン(アメリカ)との対戦に興味を示すなか、じっとチャンスを待っていた。満を持しての世界挑戦といっていいだろう。こちらは身長、リーチとも175センチとウェルター級では平均的なサイズだが、戦力バランスは整っている。適度に足をつかいながら左ジャブで試合を組み立て、機を見て右ストレート、左フックに繋げるスタイルを確立している。マイケル・ジェニングス(イギリス)、ラブモア・ヌドゥ(南アフリカ共和国)、マシュー・ハットン(イギリス)、カーソン・ジョーンズ(アメリカ)、ビャチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)といった強豪とも手合わせしており、それらの試合でスタミナも証明済みだ。

全体的なスピードや躍動感で勝るポーターは、相手に圧力をかけながら距離を縮めて乱戦に持ち込みたいところ。そうなればパンチの回転力が最大限に生きてくるはずだ。一方のブルックは足と左で一定の距離を保ちながら戦い、右ストレートを打ち込む機会を狙うというパターンに持ち込みたい。オッズは9対4でポーター有利と出ているが、これは世界戦の舞台を3度経験していることと自国での試合というアドバンテージが反映されてのことと思われる。戦力面ではほとんど差がないとみていいだろう。インファイトを仕掛けたいポーターと、アウトボクシングを狙うブルック。接戦が予想される。

 


Written by ボクシングライター原功



フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

ウェルター級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA暫定   :キース・サーマン(アメリカ)
WBC      :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF       :ショーン・ポーター(アメリカ)
WBO      :マニー・パッキャオ(フィリピン)

1階級下のS・ライト級と、1階級上のS・ウェルター級に跨る選手が多いが、いずれにしても最もホットで注目度の高いクラスといえる。核となるのはフロイド・メイウェザー(アメリカ)だ。ウェルター級とS・ウェルター級でWBA、WBC2団体の王座を保持している37歳の天才は、9月13日(日本時間14日)に前WBA世界ウェルター級王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)との再戦を控えているが、現状では敵なしの状態といっていい。メイウェザーと肩を並べるのがWBO王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)だ。サウスポーの6階級制覇王者は12年に2連敗を喫して選手生命が危ぶまれたが、昨年11月にブランドン・リオス(アメリカ)を完封して再起。ことし4月には宿敵ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に雪辱を果たしてWBO王座を取り戻した。11月23日(アメリカ時間22日)に中国特別行政区マカオで1階級下のWBO世界スーパー・ライト級王者クリス・アルジェリ(アメリカ)の挑戦を受けることになっている。

このクラスには前出のマイダナ、ブラッドリーのほかにファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、アミール・カーン(イギリス)、デボン・アレキサンダー(アメリカ)、ロバート・ゲレロ(アメリカ)という実績も知名度もある王者経験者がいる。極めて層の厚い階級なのである。

そんななかで行われる今回のショーン・ポーター(アメリカ)対ケル・ブルック(イギリス)のIBFタイトルマッチは、勝者がスター戦線に大きく浮上、敗者が後退という重要な戦いとして注目される。


※8/16時点のデータを掲載しております。

  • みどころ

32連続KOなるか
年内に世界挑戦控えたワイルダーの前哨戦

WBC世界ヘビー級1位にランクされるワイルダーは、このままいけば興行権入札を経て年内にもバーメイン・スティバーン(カナダ)の持つWBC王座に挑戦が約束されている。
しかし、試合を12月と想定すると3月から9ヵ月も空いてしまう計算になる。そこで今回、急きょ前哨戦を挟むことにしたわけだ。
負ければ挑戦は消滅、負傷しても大舞台の機会を逃す可能性があるリスキーな試合でもある。

ワイルダーは身長201センチ、リーチ213センチ、体重105キロ前後の比較的スレンダーなヘビー級で、中長距離から打ち込む右ストレートに破格のパワーが秘められている。08年北京オリンピックのヘビー級で銅メダルを獲得後にプロ転向を果たしてからの31戦はすべて4ラウンド以内で終わらせている。1試合に要するラウンドが平均1.74というのだから驚異的だ。ただし、当然のことながらスタミナや耐久力といった点は試されていない。いつの試合もそうだが、最大の焦点は経験豊富なギャバーン(37歳、45戦25勝11KO16敗4分)が、そのワイルダーの未知の部分を突けるかどうかだ。デニス・ボイツォフ(ロシア)、ジョナサン・バンクス(アメリカ)、スティーブ・カニンガム(アメリカ)、オレグ・マスカエフ(ロシア)といったビッグネームとの対戦経験もあるギャバーンが思い切った攻撃を仕掛けることができれば、あるいはワイルダーに初めて5ラウンド開始のゴングを聞かせることができるかもしれない。ただし、その確率は極めて低いといわざるを得ないだろう。今回もワイルダーの豪快なKO劇がみられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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