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みどころ・試合内容 / 2014年12月8日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

49歳の「エイリアン」 VS KO率88%の「クラッシャー」
オッズは5対2でWBO王者コバレフ有利

昨年3月、史上最年長の48歳1ヵ月でIBF世界L・ヘビー級王座を獲得したホプキンスは、今年4月にWBAスーパー王座 も手に入れた。今回の試合時の年齢は49歳9ヵ月。来年1月には50歳になるのだから驚きだ。26年前に23歳でプロデビューしてから65戦をこなし、55勝(32KO)6敗2分2無効試合という戦績を残している。そのうち世界戦が32試合を占めているのだから、これも驚異的なことといえる。かつては果敢に攻めるボクシングも展開していたホプキンスだが、年齢を重ねるにしたがって効率的なボクシングに方向転換してきた。フェイントを多用しながら相手に警戒心を植えつけてスローペースに巻き込み、自らワンツーで打ったときはすぐにクリンチで相手の反撃の芽を摘む。相手が打ってきたときはブロックや足でパンチを外して攻撃を無にしてしまう。高い経験値に基づいたスキルではあるが、狡猾ともいえる戦いぶりだ。
さすがに往年のパワーは感じられず、この10年は16戦もKO勝ちから遠ざかっている。反面、2ラウンドで終わった無効試合を除く15試合は12ラウンドをフルに戦い切っており、そのスタミナと配分の巧みさは際立っている。

一方、WBO王者のコバレフは09年7月のプロデビュー後、26戦25勝(23KO)1分と極めて高いKO率(約88%)を誇っている。身長183センチ、リーチ184センチとこのクラスでは平均的だが、積極的に距離を詰めて右を被せ、左フックを返すパターンでKOの山を築いてきた。かつてはゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン=WBA世界ミドル級スーパー王者、WBC同級暫定王者)と同じアベル・サンチェス・トレーナーの指導を受けていただけあって、アマ215戦(193勝)の上に成り立っている現在のスタイルは極めて攻撃的だ。加えて王座を獲得した昨年8月のネイサン・クレバリー(イギリス)戦が4ラウンド、3度の防衛戦が2ラウンド、7ラウンド、2ラウンドと比較的短いラウンドで終わっているのもコバレフの特徴といえる。さらに注目すべきは、過去26戦のキャリアで最長でも8ラウンドまでしか戦ったことがないというデータであろう。12ラウンドをフルに25度も戦い切っているホプキンスとは好対照といえる。

いつものようにホプキンスは序盤でスローペースに持ち込もうとしてフェイントを多用して相手を揺さぶるものと思われる。一方のコバレフは早々から果敢に攻めて出るはず。ここでどちらが主導権を握った方が圧倒的に優位に立つことは間違いない。そこが勝負の分水嶺といってもいいだろう。ちなみにオッズは5対2でWBO王者コバレフ有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

バーナード・ホプキンス

バーナード・ホプキンス

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC :バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBA    :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBC    :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF     :バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBO    :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

このクラスはWBA、IBF王者のバーナード・ホプキンス(アメリカ)、WBC王者アドニス・スティーブンソン(カナダ)、そしてWBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)が横一線に並んでいる。実績や経験値、知名度では群を抜くホプキンスは「50歳で4団体を統一する」と息巻いてはいるものの、49歳に多くを望むのは酷というものだろう。サウスポーの強打者、スティーブンソンはコバレフとの統一戦プランを袖にしてHBOテレビからショータイムに契約を切り替えたが、結果としてブランクを招くことになってしまった。やっと12月20日にドミトリー・スコーツキー(ロシア)とのV4戦が決まったところだ。今回の試合でホプキンスが勝てばスティーブンソンとの4団体統一戦が具体化する可能性が高いが、コバレフが勝った場合はテレビ局の違いが統一戦のネックになりそうだ。

ランカーでは元WBC王者のジャン・パスカル(カナダ)が王者と同等に力量を持っている。誰と戦っても興味深いカードといえる。弟のアンソニー・ディレル(アメリカ=WBC世界S・ミドル級王者)に刺激を受けているアンドレ・ディレル(アメリカ)も地力がある。プロ6戦目にして元世界王者タボリス・クラウド(アメリカ)を2回KOで一蹴したアルツール・ベテルビエフ (ロシア)にも注目したい。

※11/29時点のデータを掲載しております。


  • みどころ

南米の駿馬 VS 20戦全勝のホープ
実力伯仲の世界ランカー対決

フロイド・メイウェザー(アメリカ=WBC王者、WBAスーパー王者)やマニー・パッキャオ(フィリピン=WBO王者)らが頂点に君臨しているウェルター級。その階級でアブレグはWBC2位、アリはWBO6位にランクされている。試合はアリの持つWBOインターコンチネンタル王座の防衛戦として行われるが、事実上の世界王座を巡る挑戦権争奪戦といっていいだろう。

アブレグは37戦36勝(29KO)1敗の好戦績を誇る30歳の好戦派で、10年7月に当時のS・ライト級王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に判定で敗れてからは7連勝(6KO)を収めている。現在はミドル級王者のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)と同じアベル・サンチェス・トレーナーに師事しており、その攻撃力に磨きをかけている。

対するアリはイエメン出身の両親のもとニューヨークで生まれ育った26歳の俊英で、08年北京オリンピックに出場後にプロデビュー。ここまで20戦全勝(12KO)の快進撃を続けている。今年は元世界ランカーのマイケル・クラーク(アメリカ)に1回KO勝ちを収めてNABO北米王座を獲得。8月にはWBOインターコンチネンタル王座も手に入れている。足で距離と角度をつくりながらシャープなパンチを打ち込む右のボクサーファイター型だ。

アブレグが圧力をかけ、アリが足を駆使しながら応戦する試合になりそうだ。実力が接近しているだけに、接戦が予想される。

 


Written by ボクシングライター原功

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