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みどころ・試合内容 / 2014年4月21日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

強豪連破のV4王者 VS 熟練の技巧派
ガルシアの防衛が濃厚だが…

ガルシアは12年3月、計量で失格したエリック・モラレス(メキシコ)に大差の判定勝ちを収めてWBC王座を獲得。その4ヵ月後には5対1という不利の予想を覆し、WBA王者アミール・カーン(イギリス)に4回TKO勝ちを収めて2冠目を手に入れた。さらにモラレスとの再戦、ザブ・ジュダー(アメリカ)とのV3戦を挟み、昨年9月にはWBCの暫定王者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)にもダウンを奪って判定勝ちを収めている。この試合も下馬評は9対4でマティセ有利とみられていた。こうしてガルシアは次々と大物を下して自身が大きくなってきたのだ。今回は珍しく8対1という圧倒的有利のオッズが出ているが、こういうときこそ手綱を締める必要がありそうだ。
アメリカのフィラデルフィアで生まれ育ったガルシアは、プロ27戦(全勝16KO)のうちメキシコで1試合を行った以外、26戦はアメリカ国内で戦ってきた。今回は初めてプエルトリコのリングに上がるわけだが、両親の故郷ということもあり高いモチベーションを抱いて試合に臨むはずだ。

挑戦者のヘレラは23戦20勝(7KO)3敗と、戦績のインパクトでは全勝のガルシアに及ばない。直近の8戦は勝っても負けても判定勝負で、決定力不足を指摘する声があるのも事実だ。しかし、この選手を侮ることは危険だ。ヘレラは大物食いとして知られるからだ。その最たるものは11年1月、現WBO世界S・ライト級王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)を12回判定で下した勝利であろう。この試合でIBF北米王座も手に入れている。このほか、のちに世界挑戦をするマイク・ダラス(アメリカ)、世界挑戦の経験も持つ金智勲(キム・ジフン=韓国)にも判定勝ちを収めている。敗れはしたものの元世界王者マイク・アンチョンド(アメリカ)、のちの世界王者マイク・アルバラード(アメリカ)、世界ランカーのカリム・メイフィールド(アメリカ)とも接戦を展開している。「マエストロ」(職人、熟練工)のニックネームがあるとおりスキルに富んだ技巧派で、相手の持ち味を封じ込んでしまうタイプといえる。

ジュダー、マティセを相手に苦戦が続いているガルシアだが、これは相手のクォリティを考えると当然ともいえる。むしろ、そのなかで競り勝ってきた総合力を高く評価すべきだろう。今回は事前の準備と対策を十分に立てて試合に臨めば大きなトラブルに陥ることはないとみる。しかし、相手を軽視して自慢の左フックを狙いすぎるようだと思わぬ落とし穴にはまる危険性も潜んでいる。

 


Written by ボクシングライター原功



ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

S・ライト級トップ戦線の現状

WBA SC:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA   :ジェシー・バルガス(アメリカ)
WBA暫定:ジョアン・ペレス(ベネズエラ)
WBC   :ダニー・ガルシア(アメリカ)
IBF    :レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO   :ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)

2団体の王座を保持するダニー・ガルシア(アメリカ)が実績で一歩先を行っている。エリック・モラレス(メキシコ)、アミール・カーン(イギリス)、ザブ・ジュダー(アメリカ)、そしてルーカス・マティセ(アルゼンチン)という王者経験者を連破して地力と自信をアップしている。ただし、得意とする左フックは相手から研究されているため、今後はもう一段上の工夫と武器が必要になりそうだ。
体重が苦しくなっているとも伝えられ、今後は減量とも戦うことになるだろう。

ガルシアに続くのが、昨年10月にマイク・アルバラード(アメリカ)をストップしてWBO王座を獲得したルスラン・プロボドニコフ(ロシア)だ。1年前、ウェルター級に上げてティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に挑戦、初回と最終回にダウンを奪って殊勲寸前までいったが惜敗している(初回のダウンはスリップの判定)。
頑丈な体を利して展開する打撃戦はエキサイティングで、人気も注目度も上昇中だ。初防衛戦は6月に予定されている。IBF王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)は、指名挑戦者ディエリー・ジャン(カナダ)を退けて2度目の防衛に成功している。マティセには3度倒されたが、まだまだ活躍の場は十分にありそうだ。

マティセはガルシアに敗れて無冠に戻ったが、この階級のトップ選手たちにとっては怖い存在だ。ガルシアとの再戦も面白そうだ。プロボドニコフとの試合を見てみたいものだが、プロモーターが異なるため実現は難しいかもしれない。無敗のカリム・メイフィールド(アメリカ)に勝ったトマス・ドゥロルメ(プエルトリコ)も遠からずトップ戦線に絡んできそうだ。


  • みどころ

元2階級制覇同士が6年ぶりに再戦
スリルに富んだ打撃戦は必至

S・バンタム級とフェザー級の2階級制覇を成し遂げた元王者同士が、6年の歳月を経てS・フェザー級で再び拳を交えることになった。勝者はトップ戦線に残り、敗者は脱落という無情のサバイバルマッチだ。

両者は08年6月に対戦し、ロペスが初回に2度のダウンを奪ってTKO勝ち、デ・レオンからWBO世界S・バンタム級王座を奪い取っている。その後、フェザー級も制覇したロペスだが、オルランド・サリド(メキシコ)に2度敗れ、昨年はミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)にも4回TKO負けを喫するなど厳しい状況が続いている。36戦33勝(30KO)3敗のサウスポーの強打者だが、打たれ脆さもある。

一方のデ・レオンはロペスに敗れたあとフェザー級に転向し、紆余曲折を経て12年9月にジョニー・ゴンサレス(メキシコ)からWBC王座を奪った。このベルトはアブネル・マレス(メキシコ)に持ち去られており、これが再起2戦目となる。こちらもサウスポーの強打者だが、独特のタイミングや角度でパンチを打ち込むタイプで、変則的なスタイルの持ち主といえる。50戦45勝(35KO)5敗。

ロペスは04年アテネ大会、デ・レオンは2000年シドニー大会と、ともに五輪出場の経験を持ち、サウスポーの強打者、2階級制覇、打たれ脆い点など共通項は多い。このふたりがポイントアウトを狙うとは思えない。序盤から自慢のパンチを惜しげもなく披露することは間違いないだろう。KO決着が約束されたカードといえる。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

WBO1位、23戦全勝のラッセルに注目
初挑戦に弾みをつけられるか

ラッセルはWBO世界フェザー級1位にランクされており、近い将来の世界戦が約束されている。今回のノンタイトル戦はフェザー級のリミットをオーバーした体重で行われる。

ラッセルはアマチュア時代に世界選手権で3位に入った実績を持っている。08年北京五輪の代表にも選ばれたが、減量のため意識を失い、戦うことなく帰国した。09年にプロ転向を果たし、ここまで23戦全勝(13KO)を記録している。才能豊かなサウスポー、スピードと俊敏な動きに定評がある。一方のタマヨは24戦15勝(13KO)7敗2分の26歳で、自国メキシコはもちろんフィリピン、プエルトリコ、アメリカで試合した経験を持っている。世界的には無名だが、勝利の多くをKOで飾っているだけに侮れない。

ゴールデンボーイ・プロモーションズが、軽中量級の核になる可能性を秘めた選手として期待しているラッセルのパフォーマンスに要注目だ。

 


Written by ボクシングライター原功



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