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みどころ・試合内容 / 2012年5月28日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

47歳の死刑執行人 VS 4度目の戴冠を狙うサウスポー
「2回無効試合」の決着戦

両者は昨年10月、今回と同じ立場で対戦。ホプキンスが左肩を傷めるアクシデントのため、2回無効試合という消化不良の結果に終わっている。しかも、いったんは試合を管理したカリフォルニア州体育委員会(CSAC)がドーソンの2回TKO勝ちを発表しておきながら、異なった見解のWBCはホプキンスを王者として認定し続けるなど大きな混乱を招いた試合でもあった。2ヵ月後、CSACが委員の投票によって5対1で無判定試合との採決を出したことでWBCと見解の統一をみたという経緯がある。こうした因縁含みのカードだけに、今回も荒れた試合になる可能性がありそうだ。

ホプキンスは90年代から2000年代にかけてミドル級王座の4団体統一を果たし、10年間に通算20度の防衛を記録。6年の無冠時代を経て昨年5月、ジャン・パスカル(カナダ)を下して46歳4ヵ月にしてWBC世界L・ヘビー級王座を獲得している。これはもちろん史上最高齢の戴冠記録である。04年9月のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)戦を最後に8年間もKO勝ちから遠ざかっているが、裏を返せばその後の12戦中11試合でフルラウンドを戦っているわけで、そのスタミナは驚異であり配分は巧みともいえる。

さすがに往時の勢いはないが、その分、効率的かつ狡猾な戦いぶりには拍車がかかってきた感がある。巧みなブロックやクリンチワークも健在だ。戦績は61戦52勝(32KO)5敗2分2無効試合。

対するドーソンもこの階級で3度の戴冠実績を持つ実力者で、完全決着に強い意欲をみせている。元プロボクサーの父親の影響で7歳のときにボクシングを始めたドーソンは、アマチュアで80戦67勝13敗の戦績を収めたのち01年にプロデビュー。世界王座は07年、08年、09年(暫定王座)にそれぞれ獲得。前2回は自ら王座を返上したものだが、3度目の王座はパスカルとの統一戦で負傷判定負けを喫して失った。

身長185センチのサウスポーで、スピードとパンチの切れに定評がある。耐久面で不安はあるが、これまでに大崩れしたことはない。ホプキンスよりも18歳若い29歳。ここで再び頂点に立てば大きな試合が組まれる可能性があるだけに、高いモチベーションを持ってリングに上がるはずだ。

初戦ではアクシデントが発生するまでドーソンが優位に立っていたこともあり、今回は11対4で挑戦者有利のオッズ(賭け率)が出ている。この数字はそのままドーソンに対する期待度の表れといってもいいだろう。

スピードで勝るドーソンが序盤から飛び出し、着実にポイントを重ねる可能性が高いとみるが、力みすぎて空回りするようだとホプキンスの術中にはまる危険性もある。足を駆使しながら右ジャブを多用し、ここというところで左ストレート――そのパターンで新チャンピオン誕生か?

 



Written by ボクシングライター原功

タボリス・クラウド

タボリス・クラウド

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBC:バーナード・ホプキンス(アメリカ)
IBF:タボリス・クラウド(アメリカ)
WBO:ネイサン・クレバリー(イギリス)

実績ではバーナード・ホプキンス(アメリカ)が群を抜くが、将来性では25歳のネイサン・クレバリー(イギリス)や30歳のタボリス・クラウド(アメリカ)、ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)が上だろう。特にクラウドは直近の試合が拙戦だったことから評価を落としているが、潜在的な能力は高いものがある。
ランカー陣では、今回ホプキンスに挑むチャド・ドーソン(アメリカ)が一番手だろう。ホプキンスと1敗1分の前WBC世界L・ヘビー級王者ジャン・パスカル(カナダ)も高い技術力を持った実力者だ。自国での人気も凄まじいものがあり、遠からず再びタイトルに絡んでくることが予想される。
興味深いのは、ひとつ下のクラスの世界王者アンドレ・ウォード(アメリカ)や元王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)といった大物がL・ヘビー級への転向を具体的に考えていることである。
この2年ほどはS・ミドル級でスターウォーズが展開されてきたが、近い将来、今度はL・ヘビー級で激しい頂上決戦が繰り広げられることになりそうだ。


  • みどころ

ヘビー級サバイバルマッチ

現在のヘビー級はビタリ&ウラディミールのクリチコ兄弟(ウクライナ)が頂点に君臨。それをWBA王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が遠く離されながらも追う展開になっている。そんななか、ロバート・エレニアス(フィンランド)やタイソン・フューリー(イギリス)、デオンタイ・ウィルダー(アメリカ)ら若く勢いのあるホープも育ってきている。

今回登場するセス・ミッチェル(アメリカ)も期待の新鋭のひとりだ。元フットボール選手のミッチェルはオスカー・デラ・ホーヤ率いるゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)の秘蔵っ子で、これまで24戦23勝(17KO)1分と無敗を誇る。すでに世界ランキングにも入っており、総合的な戦力の上積みができれば近い将来の挑戦も見えてきそうだ。かつてのホープ、チャズ・ウィザースプーン(アメリカ=32戦30勝22KO2敗)を相手に存在感を示す試合が望まれる。

トラビス・ウォーカー(アメリカ)対カリー・ミーハン(オーストラリア)の一戦は、IBFパンパシフィック・ヘビー級タイトルマッチとして行われる。

46戦38勝(30KO)7敗1分の32歳、ウォーカーが身長194センチ。42戦38勝(31KO)4敗の42歳、世界挑戦の経験もあるミーハンが身長196センチ。高いKO率を誇る大型選手同士の組み合わせだけに、序盤から迫力あるパンチの交換が見られそうだ。

ウォーカーがWBA13位、ミーハンがIBF8位に名を連ねるランカーということで、無情のサバイバルマッチでもある。

 



Written by ボクシングライター原功

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