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みどころ・試合内容 / 2011年5月30日放送

みどころ・試合結果

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5月30日放送

[191ch]5月30日(月) よる8:00 [191ch][HV][再]6月3日(金) 午前6:35 ※5/30(月)は標準画質での放送となります。

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快進撃を続ける全勝王者ロペス、3度目の防衛戦!

WBO世界フェザー級タイトルマッチ

ファン・マヌエル・ロペス

WBO世界フェザー級チャンピオン

ファン・マヌエル・ロペス

(プエルトリコ)

オルランド・サリド

元IBF世界フェザー級チャンピオン

オルランド・サリド

(メキシコ)

  • みどころ

フェザー級の主役 VS 叩き上げのファイター
圧倒的王者有利ながら不安要素も

強豪が揃ったフェザー級トップ戦線にあって、ユリオルキス・ガンボア(キューバ)と共に主役の座にあるロペスのV3戦。挑戦者のサリドが昨年9月、ダウン応酬のすえガンボアに判定負けを喫しているだけに、ここは圧倒して存在感と優位性を示したいところだ。 ロペスは10歳のときにボクシングを始めた。「学校でケンカばかりしていたので、レストラン勤務の父親に町のジムに連れて行かれた」のだとか。アマチュアで150戦126勝24敗の戦績を残し、アテネ・オリンピックに出場した翌年にプロ転向を果たした。
打たれ脆い面があるもののルーキー時代から大きな期待を集め、08年にはダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)を初回で仕留めてWBO世界S・バンタム級タイトルを獲得。5度の防衛後、フェザー級に転向し、昨年1月にスティーブン・ルエバノ(アメリカ)を倒して2階級制覇を成し遂げた。初防衛戦ではバーナベ・コンセプション(フィリピン)とダウン応酬のすえ2回TKO勝ち。V2戦ではラファエル・マルケス(メキシコ)と壮絶な打撃戦を繰り広げて8回終了TKO勝ち。このところ安定感を欠いているが、そのぶん試合はエキサイティングといえる。
生来の左利きを生かしたサウスポーのスラッガーで、左ストレート、右フックを中心にパンチは左右とも破壊力は抜群だ。30戦全勝(27KO)と快進撃を続行中で、今回も12対1のオッズ(賭け率)が示すように圧倒的有利が伝えられる。
しかし、不安な面がないわけではない。その際たるものが体重増である。オフには顔が丸くなるほどで、今回も早い段階から減量苦が伝えられている。さらにプライベート面では試合を1ヵ月後に控えた時期に離婚するなど、精神的な負担も心配される。また、今秋か来春にガンボアとの決戦が噂されるなど、この試合に向けた集中力を欠く懸念もある。
そして、そんな内なる敵よりも怖いのがサリドの存在そのものだ。この30歳のメキシカンは48戦34勝(22KO)11敗2分1無判定という一見するとパッとしない戦績の持ち主だが、なかなかの実力者なのである。敗北の多くは21歳までに記録されたもので、最近の6年間は世界戦で喫した2敗のみだ。06年には現在の3階級制覇王者ロバート・ゲレロ(アメリカ)を乱戦に巻き込んで判定で下したこともある(のちに無判定試合に変更)。ガンボア戦を前に計量失格で短命に終わったがIBFタイトルを保持していたこともあるほどだ。
サリドは頑強な体を利して接近を図り、執拗に食らいついて攻め上げるファイター型で、スタミナも経験値も十分。決して楽観が許される相手ではないといえる。
それでも予想となるとロペスのKO勝利が順当なところだろう。パワーで勝る王者が地元の声援を背に攻勢を続け、中盤から終盤で攻め落とす可能性が最も高そうだ。ロペスが目の前の敵に集中すれば大きなトラブルに陥ることはないとみるが……。

Written by ボクシングライター原功

ユリオルキス・ガンボア

ユリオルキス・ガンボア

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA統一:ユリオルキス・ガンボア(キューバ)
WBA:ジョナサン・バロス(アルゼンチン)
WBC:ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
WBC休養:エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)
IBF:空位
WBO:ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)

いまフェザー級は最もホットなクラスのひとつといえる。ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)とユリオルキス・ガンボア(キューバ)を筆頭に、WBAのロングラン・チャンピオン、クリス・ジョン(インドネシア)の3人がトップ集団を形成。長谷川穂積(真正)を倒してWBCタイトルを手にしたジョニー・ゴンサレス(メキシコ)とジョナサン・バロス(アルゼンチン)が続く。ともにトップランク社系のロペスとガンボアは直接対決の機運が高まっており、このまま行けば今秋か来春には実現に至るものと期待されている。
若手ではIBFの王座決定戦に出場が噂される人気者ミゲール・ガルシア(アメリカ)、アジアの雄チョンラタン・ピリャピニョ(タイ)らが伸びしろを残している。バロスへの挑戦が決まっているベテランのセレスティーノ・カバジェロ(パナマ)も無視できない存在だ。

WBO中南米S・フェザー級タイトルマッチ

WBO中南米S・フェザー級チャンピオン

ルイス・クルス

(プエルトリコ)

IBF世界S・フェザー級8位

マーティン・オノリオ

(メキシコ)

  • みどころ

無敗のWBO5位 VS 経験豊富なIBF8位
長身同士のサバイバルマッチ

ロペス対サリドのアンダーカードで組まれている世界ランカー対決。17戦全勝(14KO)のホープが世界挑戦経験もある31歳のベテランと拳を交える好カードだ。
クルスは身長175センチ、リーチ183センチという恵まれた体格を持った強打者。まだ世界的な著名選手との対戦は皆無だが、08年にはラスベガスで行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)対デビッド・ディアス(アメリカ)、さらにミゲール・コット(プエルトリコ)対アントニオ・マルガリート(メキシコ)のアンダーカードに出場するなど、大舞台の雰囲気も味わっている。
一方のオノリオは31歳。99年にプロデビュー後、35戦29勝(15KO)5敗1分のレコードを残している。USBA全米タイトルやNABF&NABO北米タイトルを獲得した実績を誇る。のちの世界王者クリストバル・クルス(メキシコ)やスティーブン・ルエバノ(アメリカ)に勝ったこともある。1回TKO負けに終わったものの07年にはロバート・ゲレロ(アメリカ)の持つIBF世界フェザー級タイトルに挑戦したこともある。
こちらも身長177センチの長身選手で、長中距離での戦いを得意としている。耐久面に課題を抱えているが、テクニックには定評がある。
パンチ力ではクルスが勝ると思われるが、力んで一発を狙いすぎると空回りさせられる可能性もある。

Written by ボクシングライター原功

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