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みどころ・試合内容 / 2010年7月5日放送

みどころ・試合結果

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7月5日放送

[191ch][HV]7月5日(月) よる8:00      [191ch][再]7月6日(火) 午後0:00

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3階級制覇王者ソト、初防衛戦に臨む!

WBC世界ライト級タイトルマッチ

ウンベルト・ソト

WBC世界ライト級チャンピオン

ウンベルト・ソト

(メキシコ)

No Photo

WBC世界ライト級3位

リカルド・ドミンゲス

(メキシコ)

  • みどころ

3階級制覇王者 VS 急上昇中の中米王者 ソトが経験を生かして初防衛か

フェザー級、S・フェザー級、そしてライト級を制した30歳の「La Zorrita」(狐)ソトに対し、ドミンゲスは24歳の新鋭。王者が底力を見せつけるのか、それとも突然の政権交代が待っているのか、注目のメキシカン対決だ。
ソトは今年3月、元王者デビッド・ディアス(アメリカ)との王座決定戦を制して3階級制覇を達成した。フェザー級での初戴冠から5年での3冠である。
ソトは接近しても離れても戦える万能型の強打者といえる。ストレート系、フック系のパンチだけでなく、インサイドの死角から突き上げる長短のアッパーを持っているのが強みだ。強豪との対戦を重ねたことで経験値も高くなり、巧くて強い総合力の高い選手に成長したといえる。
挑戦者のドミンゲスは01年3月に15歳でプロデビュー。ここまで38戦31勝(19KO)5敗2分のレコードを残している。09年6月にWBC中米ライト級タイトルを獲得してはいるが、世界的には無名といえる存在だった。その名がクローズアップされるようになったのは、昨年9月から12月にかけて開催された「カンペオン・アステカ」というWBC世界ライト級挑戦者決定トーナメント以降のことだ。
8人のエントリーのなかで無印に近かったドミンゲスだが、3勝して優勝したのである。トーナメント開始前はWBCライト級35位だったが、優勝と同時に一気に4位にランクアップ。一気に戦線を駆け上がってきた感がある。
このドミンゲスの勢いは侮れないが、やはり予想となるとチャンピオン有利は動かせない。賭け率も35対4と大差がついている。順当ならばソトが力量差を見せつけて中盤から終盤でストップに持ち込むはずだ。挑戦者は序盤でチャンピオンを慌てさせるような展開に持ち込みたい。ソトが追いかけるパターンになると試合はヒートアップするだろう。

Written by ボクシングライター原功

ファン・マヌエル・マルケス

ファン・マヌエル・
マルケス

ライト級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
WBA:ミゲール・アコスタ(ベネズエラ)
WBC:ウンベルト・ソト(メキシコ)
IBF:空位
WBO:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
WBO暫定:マイケル・カチディス(オーストラリア)

マルケス、ソトという3階級制覇のメキシカンふたりがトップに君臨しているが、まだ両者ともこのクラスでの実績が少なく、安定政権と呼べるには至っていない。マルケスは7月末に元王者ファン・ディアス(アメリカ)との再戦を控えており、その結果によっては混戦に拍車がかかる可能性もある。
ランカーの中ではピーターソン兄弟の弟アンソニー・ピーターソン(アメリカ=25歳、30戦全勝20KO)が高い評価を受けている。ブランドン・リオス(アメリカ=24歳、25戦24勝18KO1分)とのWBA挑戦者決定戦をクリアすれば、チャンピオンにとってさらに怖い存在になるはずだ。
IBFは1年以上も空白が続いているが、この夏に金智勲(キム・ジフン=韓国、23歳、26戦21勝18KO5敗1分)とミゲール・バスケス(メキシコ=23歳、28戦25勝12KO3敗)で王座決定戦が行われる模様。

WBCインターナショナル・S・ウェルター級王座決定戦

アントニオ・マルガリート

元WBA世界ウェルター級チャンピオン

アントニオ・マルガリート

(メキシコ)

No Photo

アメリカ・S・ウェルター級

ロベルト・ガルシア

(メキシコ)

  • みどころ

ティファナの竜巻 VS テキサスの脅威 マルガリートの強打に注目

09年1月、シェーン・モズリー(アメリカ)に9回TKO負けを喫してWBA世界ウェルター級タイトルを失ったマルガリートが、久々にリングに戻ってくる。今回はS・ウェルター級での試合だがウェルター級の体重もつくれるだけに、今後の両クラスを展望する意味でも興味深い試合になりそうだ。
マルガリートは180センチの長身と185センチの恵まれたリーチを持つが、体格の利に頼ることなく果敢にアタックを仕掛けて出る好戦的な強打者だ。上から被せるようなストレート系の右も強いが、腕をコンパクトに畳んだ状態で振り抜く左右のフック、アッパーも破壊力がある。モズリーには倒されたが、もともとタフネスにも定評がある。不安があるとすれば昨年1月以来のリングであるという点だろう。
ガルシアは「La Amenaza」(脅威)と呼ばれるメキシコ生まれの30歳。現在はアメリカ・テキサス州をベースに活動している。世界レベルでの実績はマルガリートに遠く及ばないが、31戦28勝(21KO)2敗1無効試合と好戦績を誇る。
マニー・パッキャオ(フィリピン)、フロイド・メイウェザー(アメリカ)という5階級制覇チャンピオンを軸に実力者が揃うウェルター級&S・ウェルター級トップ戦線。マルガリートがどんなかたちで存在感を示すのか、そのリング・パフォーマンスに注目したい。

Written by ボクシングライター原功

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