救命医ハンク セレブ診療ファイル

私は有名人だもの　それなりの快適さを求めるわ 新規の患者でボリウッド・スターのレイナがディヴィヤに告げた一言です。 レイナは多数の映画に出演するボリウッド・スター。ボリウッドはインドの映画界のことで、年間の映画製作数は千本を越えると言われています。 レイナはそんな巨大な市場でスターとしての地位を確立し、ブロードウェーへの進出を目指して渡米しました。 しかし、本国で実績があるからと通用しないのが、アメリカの厳しいエンターテインメント業界。実のところレイナは、アメリカでは無名に近い存在です。しかし態度だけは超セレブ級。なんとディヴィヤを使用人のようにこき使います。彼女に重たいスーツケースをいくつも運ばせるほか、小さなポーチを持たせ車のドアを開けさせます。 レイナの態度は「救命医ハンク」史上最強と言っても過言ではありません。初期のニューバーグ夫人もかすんでしまうほどのワガママぶりを発揮します。