- 大会第6日
- 男子シングルス3回戦
- 8/30
- (土)
深夜0:00〜
午前7:55
- コート17 第1試合
錦織 圭
(日本)
レオナルド・メイヤー
(アルゼンチン)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹
1回戦はストレートセット、2回戦は2セットで相手が棄権。術後の右足親指に不安を残していた錦織にとって、この上ない勝ち上がり方だ。しかも結果だけでなく、しっかり自信を取り戻すことができた試合内容が良い。「自分でも驚くくらいの好調」の1回戦よりさらにサーブの向上を実感。勝負どころの戦い方にも手応えを得た。
もはやハンデも忘れそうな中での3回戦、ネット向こう側に迎えるのはメイヤー。昨年のウィンブルドン2回戦で錦織がストレート勝ちしているが、世界ランク26位は強敵だ。アルゼンチン選手らしく得意なサーフェスはクレーだが、ビッグサーバーで今大会もスピード順位のトップ20人に入っている。ツアー屈指のリターナー錦織がそのサーブをどう崩していくか。1、2回戦とは比較にならないタフな試合が予想されるが、錦織のギアはここでまた上がるに違いない。
- 大会第6日
- 女子シングルス3回戦
- 8/30
- (土)
深夜0:00〜
午前7:55
- アーサーアッシュ・スタジアム 第3試合
セレナ・ウイリアムズ
(アメリカ)
バルバラ・レプチェンコ
(アメリカ)
解説:神尾 米 実況:久保田 光彦
32歳の女王セレナが単複ともに順調に勝ち進んでいる。アメリカ期待の18歳テイラー・タウンゼントの挑戦を一蹴し、2回戦もアメリカの25歳バニア・キングに1ゲームしか与えなかった。3回戦もまたアメリカ勢対決。グランドスラム歴15年以上のセレナでも、3ラウンド続けて同国対決というのは初の経験だ。
全豪4回戦、全仏2回戦、ウィンブルドン3回戦、という今季のグランドスラム成績を踏まえてか、「あまり先は見ていない」と謙虚なセレナ。挑むレプチェンコは左利きの28歳で、グランドスラムは4回戦が最高でツアー優勝もなし、と目立たないが、スタミナと粘り強さが持ち味で一昨年にはトップ20入りした経験がある。ただし対戦成績はセレナの2勝で、いずれも失ゲームわずか3の圧勝だ。セレナの優勢予想を覆すのは難しい。
- 大会第6日
- 女子シングルス3回戦
- 8/31
- (日)
午前7:55〜
午後3:00
- アーサーアッシュ・スタジアム 第4試合
バーボラ・ザーラボバ ストリコバ
(チェコ)
ユージェニー・ブシャール
(カナダ)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
ブシャールは、出場者の中で今季3つのグランドスラム全てでベスト4以上に進んでいる唯一の選手だ。今大会2回戦ではソラナ・シルステア相手に苦戦したが、アグレッシブなプレースタイルとタフなメンタルの接戦に強いことを証明したともいえるだろう。
一方のストリコバはタイプが異なり、ツアー17回のダブルス優勝を誇るだけあって、164cmと小柄ながら巧みなネットプレーも駆使した戦術が光る。クルム伊達公子のダブルスパートナーとして最近名前をよく聞くはずだが、今年はウィンブルドンのシングルスで、グランドスラム初のベスト8入りを果たしている。
対戦成績はブシャールの2勝で、場所はブシャールがツアー初の決勝に進出した昨年の大阪と、ツアー初優勝した今年のニュルンベルク。ストリコバからの勝利はいいサインになるようだ。
- 大会第6日
- 男子シングルス3回戦
- 8/31
- (日)
午前7:55〜
午後3:00
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第5試合
ニック・キリオス
(オーストラリア)
トミー・ロブレド
(スペイン)
解説:坂本 正秀 実況:吉崎 仁康
今年のウィンブルドンでラファエル・ナダルを倒し、8強入りしてセンセーションを巻き起こしたキリオスがここでも勝ち進んでいる。リズムがよく、大事なポイントで切れのいいフラットサーブを叩きこむ。高い集中力で打ち合いからの勝負勘が抜群。意表を突くウィナーが小気味いい。勝ち残っている唯一の10代選手になったが、3回戦は、一世代違う32歳のロブレドとの初対戦だ。こちらはスペイン特有の粘り強さが持ち味と好対照。シモーネ・ボレッリとの2回戦では、2セットダウンから逆転勝利し、これが7度目の大逆転と不屈の闘争心は少しも衰えていない。昨年はロジャー・フェデラーを倒してベスト8に入っている。
キリオスはダブルス・パートナーのバーナード・トミックが棄権してシングルス専念となっただけに、怖いものなしの戦いになる。長丁場の激戦で深夜遅くまでスタンドを沸かせることもありそうだ。
※試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合があります。ご了承ください。
※その他、注目のカードを放送予定