現地6月23日に行われた2011年NBAドラフト当日、昨季リーグ王者のダラス・マーベリックスは全体26位指名選手と交換でポートランド・トレイルブレイザーズから実力派ガードのルーディ・フェルナンデスを獲得。ところがそのフェルナンデスが、NBAのロックアウトに乗じた母国スペインのレアル・マドリードから年俸435万ドル（約3億5000万円）相当の6年契約のオファーを受けているという。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えたと、地元紙『ダラス・モーニング・ニュース』（電子版）が3日に報じている。

　NBAに残留する場合、来シーズン終了後に制限付きフリーエージェントとなるフェルナンデスは、来季の年俸が220万ドル（約1億8000万円）で、2012-13シーズンは年俸320万ドル（約2億6000万円）の契約オプションとなっている。

　金銭面を考慮すれば、フェルナンデスがマブスを去ってスペインでプレーすることは理にかなっている。しかし同選手は、ロックアウトが解除された際には、2010-11シーズンNBA王者のマブスで1シーズンをプレーし、その後に祖国スペインに戻りたいと語っているとのこと。

　ロックアウト期間は、オーナー側と選手側は接触が禁じられているため、マブス側はフェルナンデスがどのような決断を下すか見守るしかないようだ。

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